安倍派は95人の党内最大勢力を誇るが、必ずしも一致結束という状況にはない。それゆえにこそ、“キングメーカー”として岸田政権を応援するポーズが必要なのである。当面、岸田政権を支えていくという姿勢は変えられないだろう。
岸田首相は、いわば安倍氏の弱みを握り、麻生派、平成研の主流派意識を操って、政権の基盤を固めているようにも見える。意外にしたたかな計算のもとに“安倍離れ”を進めているといえるかもしれない。
対中国政策を含め難題が山積みのなか、岸田首相の柔軟路線が今後、どのように展開していくのか、今のところ見当がつかないが、優柔不断だけは禁物である。「私が責任をとる」という毅然とした姿勢を続ければ、道が開けるのではないか。
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image by: 岸田文雄 - Home | Facebook