昔“読モ”で今40代。職場の新人女子の若さに焦る気持ちの抑え方

 

でも、お悩みを読む限り、どんなに若い子たちと同じ化粧をしても、同じ服を着ても、注射をしても、あなたが幸せになるようには聞こえないのです。あなたが心穏やかになるようには思えないのです。

「読者モデルをしていて、若い頃チヤホヤされていたのに、歳をとったから誰もチヤホヤしてくれないのが悔しい」

それが根っこにあるなら、そのチヤホヤはたぶん捨てたほうがいい執着です。そこを握りしめている限り、あなたはツラい思いを抱え続けてしまう。もうそれは、泣こうがわめこうが手に入らないものなのです。時間が巻き戻されない限り。(この「巻き戻す」って言い方だって、もう死語なんだから)。

そうは言っても職場にいる限り、若い子たちが目に入ってきちゃう。そうだとしたら、若い女子たちに向けているその視点を、「目上の素敵な人」に向けてみませんか?年齢相応の美しさ、エレガントさ、かわいらしさを身につけている人はいませんか?職場にいなければ、芸能人でも誰でもかまいません。40代、50代で素敵に年齢を重ねている女優さん、たくさんいらっしゃるじゃないですか。

昨日コンビニで見た雑誌の表紙に、今の内田有紀さんと18歳の時の内田有紀さんが並んで写っていました。すごい斬新な表紙だなと思いました。18歳の彼女がかわいいのは言うまでもありませんが、今の彼女も18歳にまったく引けを取っていない、というか、比べるのもあほらしいほどきちんと年齢を重ね、自然で素敵でした。

若く見られたいという気持ちは理解しますよ。でも戦略を間違えると自分が苦しいです。幸せなオバサンになりましょう、お互いに。

世の中を「アドラー心理学」で見るためのヒントが満載、永藤かおるさんのメルマガ詳細・ご登録はコチラ

 

image by: Shutterstock.com

永藤かおるこの著者の記事一覧

有限会社ヒューマン・ギルド 取締役研修部長 公認心理師(登録番号: 29160号) 。日本アドラー・カウンセラー協会認定シニア・アドラー・カウンセラー。日本アンガーマネジメント協会認定 アンガーマネジメント・ファシリテーター 平成元年 三菱電機株式会社 入社。その後、ビジネス誌編集、語学専門学校専任教師など、20年以上にわたるビジネス経験を経て、自身が働く中で壁に当たった際に出会ったアドラー心理学を修得。 現在、日本におけるアドラー心理学の一大拠点であるヒューマン・ギルドにて、アドラー心理学研修講師(企業・自治体、教育機関、個人等)、カウンセリング、書籍執筆などを担当。

有料メルマガ好評配信中

  初月無料お試し登録はこちらから  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 公認心理師永藤かおるの「勇気の処方箋」―それってアドラー的にどうなのよ― 』

【著者】 永藤かおる 【月額】 ¥440/月(税込) 初月無料 【発行周期】 毎月 第2金曜日・第4金曜日

print
いま読まれてます

  • 昔“読モ”で今40代。職場の新人女子の若さに焦る気持ちの抑え方
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け