6万人もの異常増加。日本で2021年に「戦後最大の超過死亡」が起きたワケ

 

現在、感染が爆発しているのはワクチン接種国ばかり

ところで、このワクチンは、本当に効果があるのでしょうか?ある程度、犠牲が出たとしても、それを上回るような効果があれば、ワクチンの意味はあるといえます。

政府や御用医者たちは、常々、ワクチンにはデメリットをはるかに超えるメリットがあると、喧伝してきました。

世界中でワクチン接種が始まる前、「国民の3分の2程度がワクチンを打てば集団免疫がつくられ感染者がいなくなる」と言われていました。そして、イスラエル、アメリカ、イギリス、ドイツなどは、実際にワクチン接種率が6割程度になったころ、国民生活の規制をほとんどなくしました。が、これらの国々は、規制を撤廃してほどなくすれば、以前よりも大きい感染爆発が起きました。

ワクチンによって、新型コロナを抑え込んだ国は、まだ現れていないのです。現在、日本は感染者は激減していますが、これは専門家も首をかしげる事態であり、ワクチンの影響とは判明していません。

本当にワクチンに効果があるのか、わかりやすいデータで検証してみたいと思います。

日経新聞のサイトに、世界各国のワクチンの接種率、感染率、死亡率などを掲載されています。このサイトの12月15日時点でのデータを見るとワクチン接種率は、だいたい40%が世界各国の平均値となっています。ワクチン接種率40%を超える地域、下回る地域の数は次のようになっています。

  • ワクチン接種率が40%以上の国や地域…101
  • ワクチン接種率が40%以下の国や地域…97

では、現在、世界各国の感染者の割合はどうなっているでしょうか?過去1週間で感染者が1万人に1人以上出ている国の数で比較検討してみたいと思います。1週間で1万人に1人というと、日本で言えば、週に1万数千人の感染者が出ているわけですから、感染爆発の状態だと言えます。

● 過去1週間で感染者が1万人に1人以上の国

  • ワクチン接種率が40%以上の国や地域…49
  • ワクチン接種率が40%以下の国や地域…17

つまり、ワクチン接種率が40%以上の国は、40%以下の国よりも、3倍以上も感染爆発している国があるわけです。過去1週間で感染者が1万人に1人以上の国には、アメリカ、イギリス、フランス、シンガポールなどワクチン先行国とされている国々は軒並み入っています。

また、過去1週間で感染者が1,000人に1人以上の国を見てみましょう。1週間で1,000人に1人ということは、日本で言えば週に12万人くらいが感染している状況であり、「感染大爆発」の状態だといえます。そういう状態になっている国は9カ国ありますが、これはすべてワクチン接種率が40%以上の国々です。そしてこの9カ国は、デンマーク、ベルギー、オランダ、サンマリノ、スイス、リヒテンシュタイン、アンドラ、チェコ、スロバキアであり、ほとんどがヨーロッパの先進国です。特定のワクチンに偏っているわけではありません。しかも、このうち8カ国はワクチン接種率60%以上なのです。つまり、つまり、現在、感染爆発している国というのはすべてワクチン接種率が高い国ということがいえるのです。

そしてワクチン接種先行国のほとんどの国で、ワクチン接種開始前よりも、開始後の方が、新型コロナの死者も増えているのです。

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