多くのゲームにはステージと呼ばれるものがあり、最初は簡単ですが、徐々に難しくなるように設計されています。通常は、これらのステージは一律に定まっており、ゲームが得意な人は一気に数多くのステージをクリアしてしまいますが、そうで無い人は、妙に時間がかかったり、途中で投げ出してしまうケースもあります。
純粋なゲームならば、それで良いのかも知れませんが、「子供たちが遊んでいるうちにいつのまにか知恵がついてしまう」ゲームを作るのであれば、それぞれの子供のレベルに合わせたステージを提供することにより、賢い子にはどんどんと難しい問題を、そうで無い子には、少しだけ難しい問題を与えることにより、誰でも楽しんで、一歩づつ階段を登って行くことを可能にする必要があります。
具体的にどんなものを作るという企画があるわけではありませんが、私が作るとすれば、Nintendo DS向けの「脳トレ」あたりを参考にしつつ、バックエンドにニューラルネットワーク(人工知能)を置き、子供たちの進捗状況に応じて、常に「その子にとって少しだけ難しい問題」を出し続けるように作るだろうと思います。
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