文章を書くことは“深い森を歩く”こと。勇気を振り絞らなければならないワケ

 

というか、ここまで書いてみて、自分でも、僕が“勇気を振り絞って”文章を書いてることの一番の原因が見て取れます。

それは「何を書いていいか?わからないところから、書かなければいけない」ということなんです。

文章を書きたい、その根源的な欲望は、もともとはたしかに“ある”のです。

なんなら、昨年夏に初小説『AP』を上梓しましたが、なんなら文章を書くことを生業にして、職業として作家になりたいくらいなのです。なので、“書く場”はあります。このメルマガ然り、他の連載然り、何冊か出版社さんからは依頼もいただいてますし、なんならnote等で自分で文章を発信もしています。そういう意味で“書く場”はあるのです。

そして、文章を書くという行為は、その“書く場”という未開の領域を探検しなければならないのです。

それはつまり、深い森の中を探検する行為に似てる気がします。

森の中を探検する行為、それってとても憧れますよね?

僕にとって(多分誰にとっても)文章を書く行為というのは、森に深く分け入る行為なんだと思うのです。

でも実際、その森を進もうとすると、迷ってしまうのではないか?

なんか猛獣に襲われるのではないか?

怪我してしまわないだろうか?

事故に合わないだろうか?

装備の準備は足りてるのだろうか?

自分一人で抜け出せるのだろうか?

その森で夜を過ごすとして、その漆黒の闇に一人で孤独に耐えられるのだろうか?

そんないろんな不安がよぎるだろうと思うのです。

つまり、文章を書くというのは、そんな未開の森を進もうとする“恐さ”を併せ持った行為なのでしょう。

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