古塔つみ氏『AKIRA』もトレパクか。“金田のバイク”酷似イラストを勝手に商品化、悪質手口に有名漫画家も「真っ黒」

2022.02.10
by tututu
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前代未聞の“パクリ疑惑”で大炎上しているイラストレーターの古塔つみ氏。今度はある大物作品をトレースしたのではとの疑惑が浮上し、ネット上は大騒ぎになっている。それは大友克洋氏による不朽の名作『AKIRA』。作中に登場する、いわゆる“金田のバイク”とそっくりに描かれている絵を勝手に商品化して販売した疑いがもたれている。

『AKIRA』のバイクをトレパク?許諾なしで商品化

パクリ騒動の発端は、「イギリスの有名写真家の写真を反転させてトレースさせたのでは?」との疑惑だったが、その後も他のアーティストや同業者であるイラストレーターからも“トレパク”したとの疑惑が噴出。ネットでは古塔氏の作品に対する粗探しが始まった。

そこで出てきたのが、『AKIRA』のバイクと酷似したイラストだ。実はこれ、古塔氏がアパレルブランド「ANARC」とコラボして手掛けた「A-BIKE」というもので、Tシャツやパーカーなどが販売されていた。しかし、古塔氏にトレパク疑惑が浮上してから、この商品が「AKIRAにそっくり」だとしてSNSで話題となった。

AKIRAファンなら一目瞭然。ファンではなくても、見比べてみればすぐにわかる。「成田山」「SHOEI」「CITIZEN」といったステッカーの位置も同じ。異なるのは色だけといったところだろうか。

実際の商品ではバイクの背景にAKIRAではなく、「ANARC」というブランド名が入っているが、ロゴのデザイン構図まで似ているように見える。

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また、一部のネット情報によると、バイクにまたがる制服姿の女性は女優の永野芽郁(22)だという指摘がある。ただ、永野に似てはいるものの、この女子高生が本人かどうかは不明。しかし、元ネタとなる画像があるということはいえそうだ。

トレースしただけのためか、距離感が上手く合っておらず、バイクが浮いているように見えるとの声もあった。

このデザインがプリントされた商品はオフィシャルサイトのみならず、楽天市場をはじめアパレルを扱うECサイトから軒並み「NOT FOUND」「商品は存在しません」と姿を消してしまった。

J-CASTニュースによると、講談社の広報室は「今回の商品に関しては、許諾したものではありません」とだけコメントしたと報じている。

古塔つみ氏のトレパク炎上騒動は中国にも飛び火

音楽ユニット『YOASOBI』のキービジュアルを手掛け、『ポケモン』など多くの企業とコラボする人気イラストレーターの古塔つみ氏。

トレパク疑惑が起きてから、「アイコンの元ネタは女優の清原果耶」「実は女性ではなく40代のおじさん」など次々と暴露され、挙句の果てには行き過ぎたネット民が本名やプライベート写真と思われるものまであげる始末となっている。

そんな古塔氏の炎上騒動が今後中国にまで及ぶ可能性があるという。

「実は昨年の12月23日から上海で中国初の個展となる『Cotoh Tsumi 古塔词弥Art Exhibition』を2月20日まで開催しているんです。古塔氏は60点もの作品を出展、グッズ販売も行っていて、現地のファンたちが詰めかけているといいます。しかし、日本での炎上騒動が中国にも伝わり、Weibo(微博)にも辛辣な声があがっているようです」(ネット事情に詳しいフリーライター)

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このままいけば中国でも同じような炎上騒動になりかねない今回の騒ぎ。古塔氏はパクリ疑惑を否定しているものの、明確な説明をすることはできるのだろうか。日付が変わるたびに新たな疑惑が浮上しており、鎮静化まではかなりの時間を要しそうだ。

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