2019年の「曺国事態」当時、ソウル瑞草洞(ソチョドン)ソウル中央地検前で大規模集会が開かれたことに対しては「過去なら司法処理されることだ」と強く批判した。
「曺国事態の時は本当にあってはいけないことがあった」とし「最高検察庁とソウル中央地検の前で数万人、どれほどの人数か分からないが、いわゆる民主党と関係のある人を集めて(わたしのいる)検察を脅迫した。自由民主主義社会ではありえないことであり、これまでのどの政権もこんな卑劣なことはなかった」と発言した。
それとともに「過去ならすべて司法処理されるはずなのに、政権がバックにいるせいかなんでも勝手にやる。だからすべてが崩れたのだ」と声を高めた。
尹錫悦氏はこのように最初から(自分から)大統領になろうと思っていたのではなくて、今の政権が続行することに対する恐ろしさと、民衆からの支持を受けて「だったら不肖・わたしが国の長になってなんとかこの国と国民をまもろう」と考え始めたわけだ。
選挙当日まであと30日をきった現時点で、与党の李在明氏とは鍔迫り合いを繰り広げている状況だが、李在明氏のほうの悪材料(妻の問題や大庄洞の土地不正問題など、あげればこの人の不正はきりがないが)があまりにも多いので、このままいけば尹錫悦氏が勝つことは間違いない。
しかし選挙だ。これからの残りの時間にどんなことがあるかわからない。最後まで油断をせずに結果が出るまで真剣に慎重にがんばっていってほしい。
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