さらに、ちょっと突き抜けた感のあるお土産が人気となっています。それは「たこ焼き味ようかん」。これが看板商品となっているお店もあります。
どんなものかと言うと、名前の通り。この商品の開発者曰く、「美味しくない」。商品に書かれたキャッチフレーズは、「目指せ! 完食!」。ずばり、笑いに特化したと言っても良いお土産です。
また、たこ焼きやお好み焼きにそっくりなお菓子には、フリーズドライにした本物の野菜を使っていたりします。これは、味へのこだわりではなく、面白さを出すための工夫なのです。
こうしたお土産を買うお客さまも「ぶっちゃけ、味はどうでも良い」と言っています。お客さまも笑いを求めているのです。
以前、北海道の「白い恋人」のパロディ版「面白い恋人」が話題になったことがあります。「白い恋人」のメーカーが怒って抗議し、販売差し止めを求めました。
関西人の私から見ると、なるほど面白い商品を作ったものだと感心したのですが。パクリ商品ではなく、明らかなパロディなので、何を怒っているのかがわかりませんでした。
大阪らしさが出ていて、面白いと感じる人は多かったのですが、北海道のメーカーの人には理解されなかったようです。
このように、大阪人は何に関しても、面白いことを考えます。“笑わせてナンボ!”の精神が根づいているためです。笑いの街で生まれ育った人たちは、それが当たり前のことで、逆に笑いがないと、違和感を持ってしまいます。
そんな“人種”が商品を企画するのですから、ひと味違うお土産が生まれるのも当然のことなのかもしれません。
そんな中で、時として「美味しくない」商品が誕生することがあります。「味は二の次」にしているのではありません。
笑いのためなら、美味しくない場合もあるということです。そんな時は、「ごめんやっしゃ」なのです。
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