その投資は確実に負ける。初心者が失敗しないために必ず抑えるべき4つのルール

2022.03.11
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お金がないときの株の信用取引

信用取引とは、お金を金融機関に預けることで、預けたお金の最大約3.3倍まで取引できるリスクの大きい取引のことです。うまくいけば通常の取引(現物取引)よりも儲かるのですが、思惑に反した場合の損失も大きく、損失が拡大すれば、お金を追加する「追証 (おいしょう)」を求められるケースも。損失が拡大した場合が、一定のルールに基づいてロスカット(損切り)すべきです。

百歩譲って余裕資金の範囲で追証にお金を追加するのは良しとしましょう。ですが、命金に手をつけたり、借金して投資したりしても、頭が冷静ではない状況なので、取り返せる可能性はゼロに近いです。

株・FX・仮想通貨などハイリスク商品だけの投資や高レバレッジ投資

FXでは、信用取引と同様に、お金を金融機関に預けることで最大25倍の資金を動かすことができます。仮想通貨は日本ではレバレッジ倍率が2倍までとなっていますが、海外の取引所だと100倍以上可能なところもあるようです。

投資信託でもレバレッジをかけた商品がいくつかありますが、人気があるのが「レバナス」というものです。レバナスは、NASDAQ-100指数に対して2倍になることを目指す投資信託ですが、NASDAQ-100指数は非常に成長性の高い株価指数とされています。

レバレッジをかけるということは、利益は大きくなりますが、その分損失も大きくなります。ハイリスク・ハイリターンの商品ばかりに投資をすると、一時的に資産が増えても、長期で見れば全く増えていないなんてことはザラです。

総資産の中で、攻めの資産の割合を決めて投資をしましょう。株・FX・仮想通貨など攻めの資産は総資産の3割以下にするのがおすすめです。

海外の証券口座での投資

海外の証券口座は日本では買えない金融商品を購入できることがあります。また、日本よりも高レバレッジで投資ができたり、クレジットカード利用での投資も利用上限額が高いので身の丈以上の高額の取引ができたりします。

ハイリスクなだけにリターンも高いですが、お金を失う可能性も比例します。筆者のお客様や知り合いにも、海外の証券口座でレバレッジ投資をクレジットカードで借り入れして行った結果、数百万円の借金だけが残ったという事例がいくつかあります。そのほか、出金トラブルがあることも多いようです。

何事も「楽してお金を稼げる」ということはありません。あったとしても世に出る前に、そのような商品・サービスは無くなるはずです。あなたの前に都合よく現れたりしません。

投資にはリスクはつきもの。自分が取れるリスクを考え、生活に支障をきたさない余裕資金でコツコツと資産を積み上げる、そんな投資を味方につけましょう。

プロフィール:頼藤太希(よりふじ・たいき)
株式会社Money&You代表取締役。中央大学客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、アメリカンファミリー生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に6年間従事。2015年にMoney&Youを創業し、現職へ。女性向けウェブメディア『FP Cafe』や『Mocha(モカ)』を運営。『1日1分読むだけで身につくお金大全100』(自由国民社)、『はじめてのFIRE』(宝島社)、『そのままやるだけ! お金超入門』(ダイヤモンド社)、『はじめてのNISA&iDeCo』(成美堂)ほか著作・共著・監修書多数。日本証券アナリスト協会検定会員、ファイナンシャルプランナー(AFP)。Twitter→@yorifujitaiki

image by : shutterstock

頼藤太希

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