一歩間違えると“保険貧乏”に。ピッタリの生命保険がわかる「たった一つの法則」

2022.04.27
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人生の中で1番の買い物は「マイホーム」と言われますが、2番目に大きな出費といわれるのが「保険」です。数ある保険の中で、どのプランを選べば良いのか迷うところですが、無駄を省いて「ピッタリの保険を選ぶコツは一つしかない」と語るのは、ファイナンシャルプランナーで『60歳貯蓄ゼロでも間に合う老後資金のつくり方』などの著書でも知られ、NEO企画代表として数々のベストセラーを手掛ける長尾義弘さん。長尾さんは、ライフプランに合わせた保険の種類を紹介しながら「保険貧乏」にならないための注意点についても解説しています。

プロフィール:長尾 義弘(ながお・よしひろ)
ファイナンシャルプランナー、AFP、日本年金学会会員。徳島県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務。1997年にNEO企画を設立。出版プロデューサーとして数々のベストセラーを生み出す。新聞・雑誌・Webなどで「お金」をテーマに幅広く執筆。著書に『コワ~い保険の話』(宝島社)、『最新版 保険はこの5つから選びなさい』『老後資金は貯めるな!』『定年の教科書』(河出書房新社)、『60歳貯蓄ゼロでも間に合う老後資金のつくり方』(徳間書店)。共著に『金持ち定年、貧乏定年』(実務教育出版)。監修には年度版シリーズ『よい保険・悪い保険』など多数。

難しいこと一切なし。自分にピッタリの生命保険がわかる「たった一つの法則」

「保険って何を基準にして選んだらいいのかさっぱりわからない」
「保険商品がいろいろあって、選ぶが面倒!」

こういった声はよく耳にします。

その気持ち、よくわかります。「面倒だし」「複雑だし」そもそも商品が比較しにくいのです。

保険というのは、金融商品の一つです。しかも高額です。

保険をよくわからない人にとっては、自分にピッタリの保険を見つけるのは、とっても大変な作業です。

でも、超簡単な「たった一つの法則」で、自分にピッタリの保険を見つけることができます。

今回は、その方法を特別に解説します。

タダより高いものはない、と言えるのは「保険相談」?

保険商品というのは難しくてよくわからない。できれば誰かに相談したい。「それなら、保険の営業員に聞くのがいちばんいいのでは? なんてったって無料だし!」なんて思っている人は、間違いです。

保険会社の営業員は、その保険会社の保険商品しか取り扱いができません。だから他社の保険商品と比較することはできないのです。そして、保険営業員は保険商品を販売するのが仕事です。一生懸命に相談にのってくれるのは、保険を買って欲しいからだと思ってください。

「それでは、複数の保険会社の商品を取扱っている保険代理店なら、保険商品の比較ができのでは?」と思ってしまいますが、基本的には同じです。別にボランティアで保険の相談にのってくるのではありません。保険商品を販売するのが仕事で、販売手数料が売上げになるからです。「あなたには保険は必要ありません」などというアドバイスはしてくれません。

ですから、自分にピッタリ合う保険を提案してくれるかというと、けっしてそうではないことが多いと思います。

よくあるのは、必要のない保険まで提案してくるので、「気がついたら高額な保険に加入していた」ということもあります。

保険というものは、人生で二番目に大きな買い物だと言われています(一番目はマイホームです)。

生命保険文化センターの調べによると、1世帯が年間に支払っている保険料の平均は37.1万円です。生命保険というのは超長期の契約になり、20年・30年もの間、保険料を支払っています。場合によっては40年も支払うってことになります。年間37.1万円を30年間払うと、1113万円です。かなり高額になるというのがおわかりになりますでしょうか?

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