調理家電に新規参入のエレコムが教えてくれる「付加価値の付け方」

Still life details in home interior of living room. Black cat relaxing on sweater. Cup of tea on a serving tray on coffee table. Breakfast over sofa in morning sunlight. Cozy autumn or winter concept.
 

エレコムのコンセプトは、「一人でも気軽に使える調理家電」とのこと。USB扇風機もそうですが、一人暮らしに「あれば便利」、というニーズに対応させています。

すぐにお湯が沸くので、ちょっとコーヒーや紅茶を飲みたい時にも使えますよね。

エレコムでは、新しいライフスタイルブランド、「LiFERE(リフィーレ)」を立ち上げて、IHのホットプレート「ホットディッシュ」を販売しています。

このブランドも、「人々の生活から切っても切り離せない、“食”を通して、おうち時間をもっと豊かな時に変えたい」という想いからプロジェクトをスタートさせたそうで、約3年試行錯誤を続けたそうです。

単に販売するだけではなく、HOT DISH特設ページを開設して、人気フードデザイナー中本さんとコラボしたレシピなどを公開しています。

作るから食べるまでこれ1つ、というキャッチコピーもいいですよね。

調理家電の市場は、大手のパナソニックやシャープ、専業メーカーのイワタニに加えて、ここ数年では「なるほど家電」のアイリスオーヤマや、ツインバードといったアイディア家電も増えてきて、競合が激しくなっています。

こうなると、いちはやく「ニーズ」を嗅ぎ取って、欲しいと思わせる「製品開発」が必要です。

今回のエレコムでは、おひとり様消費ニーズが高まってきた中で、「早くつくれる」時間という価値と、簡単に作れる面倒くさくないことを、価値として提供しています。

もともと、パソコン周辺機器など、痒い所に手が届くという、「あれば便利」を開発してきたメーカーなので、この辺りのニーズ発見は上手なのだろうと思われます。

これからどんな製品が出てくるのか、とても楽しみです。

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image by: Shutterstock.com

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