(2)ABCニュースの報道
こんな異常な状況は当然アメリカ国内でもなんとかしないといけないとの意見はあり、例えば、アメリカ人の89%が銃販売でのバックグランドチェックをするべきという声が出ています。つまり9割の人がバックグランドチェック無しで購入できることを問題視しているわけで、政治的な支持関係ないことがわかります。
● What the numbers show on Americans’ opinions of gun control measures – ABC News
なお、現在、バックグランドチェックを課している州は21州しかなく、テキサス含むその他はチェック無しで購入可能。
あと州によっては映画館などへも銃の持ち込み可能なところもあるので、NYのような銃携帯を禁じられている州にいると忘れがちですが広いアメリカは他州へ行く際は頭の片隅で認識しておいた方がよいことだったりします。
● Background Checks on All Gun Sales | Everytown Research & Policy
(3)銃乱射はメンタルヘルスの問題?
銃乱射があったテキサス州グレッグ・アボット知事は、犯人がメンタルに問題があったということから(昔からいじめにあっていて成長過程で暴力的になったなど)、銃が悪いのではなくメンタルヘルスの問題だと発言しニュースになっています。
だったらコロナ禍でメンタルヘルスに問題がある人が増えているので、規制するなど何かしらこれまでとは違った対策を取らないといけないということになると思います。
これはデータを直視することで、これまでの常識は通用しなくなったと認識する必要があるという、データが大切ということのわかりやすい例のように思います。
● Uvalde Shooting: Texas Governor Blames Mental Health, Not Guns That Were Used To Kill 19 Children │ Buzzfeednews
あと、このメルマガでも取り上げてますがZ世代は共感性が高すぎるがゆえにメンタルが弱い人が多いというデータも参考になりそうです。
● 共感が得意なZ世代は、心(精神)弱くなりがちで… : ニューヨークの遊び方
メンタルが弱いから事件を起こすとは限りませんが、『これまでの世代とは明らかに違いがある』ということは十分に考慮しないといけないことでしょう。
顧客のニーズに変化に対応して商品やサービスは進化・発展してきたわけで規制作りでも同じだと思います。
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image by:Jeffrey J Snyder/Shutterstock.com