中国がアフリカで見せた「武器外交」
別のエリアの例では、アフリカでは、「武器外交」と言える様な、武器の売却を通じて、中国への軍事的な依存度を高めさせる、というやり方が主流になってきています。
あるデータによれば、アフリカ大陸54か国の中で、実に35か国以上が中国製の装甲車両を配備しているそうです。
特に中国製装備に依存している国は、タンザニア、エチオピア、ナイジェリア、ガーナ、スーダン、ナミビア、カメルーン、アルジェリア、ジンバブエ、ガボン、ザンビアなどですが、事実上アフリカは完全に中国の軍事支配圏となっていると言って良いと思います。
新興国がこの様に中国に傾きつつある状況下、如何にアメリカの自由主義を推進する環境を形成できるかどうか、また、中国の専制主義を敬遠する国も決して少なくは無い中で、如何に新興国を取り込んでいくか、今後のアメリカの手法に注目したいと思います。
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出典:メルマガ【今アメリカで起こっている話題を紹介】欧米ビジネス政治経済研究所
image by : David Lienemann / CC-BY-4.0
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