伝えるべきは、historyなのかstoryなのか
経歴はhistoryです。もし、独立を考えていたり、会社で今後の展開を企画したりするときには、historyを語るだけでは、共感を呼びません。それよりも未来の姿=storyを語る必要があります。
プロフィールは、その人の横顔です。これまで見せてきた表情と異なる面を伝えるということです。どういう考えで生きてきたのか、人とは異なる自分だけの世界観をそこで見せられれば、興味を持ってくれる可能性は高まります。
「こういう未来を創りたい」「3年先に、こういうことを実現したい」「こんな私になりたい」などの思いをプロフィールに込めることができれば、単なる自己紹介や履歴とは異なった「横顔」を提示することができます。
それには、少し遠くに視点を移して、自らの未来を語ることが重要です。過去から未来を語るフォアキャスティングではなく、バックキャスティングで未来の姿から現在を語ることができれば、その思いに共感してくれるファンができるはずです。
たとえば、中学時代からバンドを始めたグループが「将来、メジャーデビューする」という思いは、未来の姿を明確に目標としています。まさに成功のstoryしか描かれていません。過去は意味を持ちません。それに向けての情熱のみが、日々つくられるhistoryになるのです。そのstoryこそが、バンド仲間のプロフィールです。(メルマガ『前田安正の「マジ文アカデミー」』2022年6月25日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)
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