なぜ、ピース綾部はアメリカ語学留学で成果を上げられないのか?

 

解説

この記事の示唆するところは大きいと考えます。英語で授業を学ぶと、長期的には英語の実力もつかない、というのです。

確かに海外の人は英語を気軽にしゃべっているように見えますが、複雑な英語は読めないことがほとんどです。その意味で日本の文法重視の英語教育にもメリットもあるのです。

しかし今まで通りの英語の勉強の仕方をしていれば、日本人の今の状況は変わりません。英語はしゃべれないでしょう。一体どうすればよいのだ?と言いたくなりますね。本当に英語の取得は難しいのです。

実際、バイリンガルとして育つのは非常にまれな事です。20歳までに現地の学校で非常にうまく環境にハマって、しかも家庭では厳格に日本語をしゃべって初めてなりえるものです。そういった人は非常に少ないです。

バイリンガルに見える人でも日本語と英語のどちらも仕事レベルで使いこなせる人はほとんどいないと断言してもよいです。

このメルマガを読んでいる人のほとんどは20歳以上でしょうから、英語をマスターするにはコツコツ勉強するしかないと覚悟した方がよいです。

蛇足ですが、英語の勉強に小説はお勧めしません。表現や単語が難しいからです。どこから読んでもよい評論や自己啓発書は読みやすいです。

そしてある程度、英語ができる人は学生時代に勉強した分厚い文法書を再読する事をおすすめします。頭が整理されます。

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大澤 裕この著者の記事一覧

・株式会社ピンポイント・マーケティング・ジャパン 代表取締役社長  ・情報経営イノーベーション専門職大学 客員教授 ・法政大学大学院イノーベーションマネジメント研究科 兼任講師 慶應義塾大学を卒業後、米国バンカーストラスト銀行にて日本企業の海外進出支援業務に従事。カーネギー・メロン大学でMBAを取得後、家業の建築資材会社の販売網を構築するべくアメリカに子会社を設立。2000年、ピンポイント・マーケティング・ジャパンを設立。海外のエージェントとディストリビューターを使った販路網構築・動機づけの専門家として活動を行っている。2015年「中小企業が『海外で製品を売りたい』と思ったら最初に読む本」を、2017年「海外出張/カタログ・ウェブサイト/展示会で 売れる英語」をダイヤモンド社から上梓。

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【著者】 大澤 裕 【月額】 ¥330/月(税込) 初月無料 【発行周期】 毎週 日曜日

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