そんなことを瞬時に考えつつ、以下のように返答しました。
「彼は日本の歴史でもっとも長く首相を務めた人。とても偉大な人を亡くしたことをとても悲しく思っています。特に今回は銃事件がめったに起きない日本、アメリカとはかなり事情が違う、平和な日本での銃事件は多くの日本人に衝撃を与えています。でも今日、会議を中止にしなかったのは、残された私たちができることは未来に進むこと。良い未来を作ろうという思いだけが唯一、良い社会を作っていけると信じています」
他にも細かい余談は話していますがはっきりと私のスタンスや考え方を伝えたので相手はとても深く頷ずき、共感してくれまして、その後の打ち合わせが非常にスムーズに進みました。
政治的な話題は相手のスタンス次第で話がこじれるかもしれないので、今思い返しても我ながらめちゃくちゃしっかりした返答をしたなと感心してますが、もしかしたら英語だったからこそ簡潔に伝えることができたのかもしれません。
日本語だとどうしても曖昧にしがちです。なのでここまでわかりやすい表現はできなかったのではないかと思います。
そして改めてすごいと思うのは、海外各国の人々からの追悼の多さ。
それだけ安倍さんがビジョンを持って彼ら彼女たちに接してきたからなのでしょう。
日本の首相だからといって、自分の考えもなく、そして私利私欲ばかりの人であったならここまでの追悼は集まらなかったと思います。
日本の首相としても、安倍晋三という1人の人間としても、多くの人々が認識し尊敬する考えを伝えることができていた人だったのだろうと思います。
改めて、安倍元首相のご逝去を悼み、心からご冥福をお祈りいたします。
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