ミャンマー国軍だけじゃない。中国など「独裁国家」の死刑の恐ろしさ

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ミャンマー国軍が民主活動家4人の死刑を執行。一方、日本でも14年前に起こった秋葉原無差別殺傷事件の犯人の死刑が執行され、国内外の死刑に関するニュースに関心が集まりました。今回のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では、台湾出身の評論家・黄文雄さんが、ミャンマーでの死刑について、各国の反応を紹介。「内政不干渉」と主張し沈黙する中国には、非人道的な死刑の疑惑もあると伝え、「死刑を利用する権力者は許されない」と非難の声をあげています。

※ 本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2022年7月27日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料お試し購読をどうぞ。

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プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

【世界】独裁国家で行われる死刑の恐ろしさ

「死刑何度も必要」ミャンマー国軍が正当性主張 │ テレ朝news

ミャンマーで、アウンサンスーチー氏の側近など民主活動家4人が死刑に処されました。これに対して欧米は暴力行為だと非難し、中国は内政不干渉だとして沈黙を貫きました。
ミャンマー死刑執行 中国は批判避ける「内政不干渉だ」 │ テレ朝news

タイでは、この死刑執行に対してミャンマー国軍は殺人者だとして、抗議デモが行われました。ASEANも非難声明を出しました。
スーチー氏側近ら4人死刑執行 タイで抗議デモ │ テレ朝news

日本政府は、磯崎官房長官が「国際社会におけるミャンマーのさらなる孤立化を招くものであり、『深刻に憂慮している』」、と語りました。
ミャンマー軍政による死刑執行、深刻に憂慮=磯崎官房副長官 | ロイター

同じ頃に日本でも、14年前に起こった秋葉原無差別殺傷事件の犯人の死刑が執行されました。岸田内閣では2回目の死刑執行です。
秋葉原無差別殺傷事件 加藤智大死刑囚に死刑執行 | NHK

台湾でも死刑は執行されます。蔡政権はこれまで2度死刑を執行しました。日本の場合は絞首刑ですが、台湾は銃殺です。死刑についてはこれまでも様々な議論があり、賛否両論ありますが、ミャンマーのように権力者が恣意的に執行できる死刑と、司法が慎重に判断を下す死刑と、国によって様々です。

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