時間管理の専門家が教える、定年後に後悔しないための時間の使い方

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一生懸命働いて定年を迎えた時、あなたはどんな気持ちを抱くでしょうか?「これもしたかった」「あれはできなくて残念」など後悔することはないでしょうか。そこで今回は、『石川和男の『今日、会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになるためのメルマガ』』の著者で「5つの仕事を掛け持ちする時間管理の専門家」の石川和男さんが、仕事をしながらやりたいことをやるための時間術を語っています。

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命である時間をどう使うかで人生は変わる

突然ですが、あなたは自分の人生を、時間で換算したことはありますか?生まれてから死ぬまでを数値化したのが時間です。

仮に平均寿命の80年を生きるとするなら、80年×365日×24時間=700,800時間。これが命を数値化した時間になります。45歳なら残り350,400時間、50歳なら残り262,800時間。この限られた時間を無駄に過ごすのは、命を無駄にしていることに他なりません。

そんなわたしも、命である時間の無駄遣いをしていました。

20代前半までは、完全なる夜型人間でした。繁華街からタクシーでワンメーターのところに住んでいたため、終電を気にせずに帰ることができました。お酒も大好きで、しかも強かった。三次会、四次会は当たり前。始発で帰る友達に付き合い、明け方までカラオケボックスに入ることもしょっちゅう。

そして、休日は目覚ましをセットしないで寝ていました。そのため起きたときに、置き時計の針が5時を指していると、朝の5時なのか、夕方の5時なのかもわからない。そんなダメダメな人生を送っていました。「自分の持ち時間は有限だ」という事実を意識しないで過ごしていたのです。

今は、時間の大切さに気づき、5つの仕事をしながら、家族や友人との時間を楽しんでいます。

ビジネスパーソンであるあなたが、会社一筋に生きて気づいたときには定年を迎える。

「もっと趣味を広げておけばよかった」
「もっと本を読んでおけばよかった」
「起業に挑戦したかった」
「ハワイで生活する夢を実現すれば、よかった」

それなのに、何もできなかった!

終身雇用、年功序列、「24時間働けますか?」の時代を生きた諸先輩方は、自分の夢や希望を犠牲にして、日本の復興に身を捧げていたと思います。多くの子どもを育てる生活費も稼がなければならなかった経済的な事情で、仕事中心の生活だったかもしれません。

それでも60歳で定年だったため、その後の暮らしのなかで仕事以外に充実した時間を過ごされた方も多かったかもしれません。

しかし、終身雇用年功序列が崩壊した現在のビジネスパーソンには、そんな第二の人生を過ごすことすら難しくなってしまいました。

  • いつリストラされるかわからない。
  • 会社が倒産や合併するかもしれない。
  • AIに仕事を奪われるかもしれない。
  • 若い人材に抜かれるかもしれない。

たえず不安と戦い、仕事だけを考え、しかも定年になってその仕事から解放されるのが65歳、いや今の情勢だと70歳かもしれません。

「定年後に好きなことを」なんて思ってもやれることは限られていますし、下手をすると定年前に人生が終わってしまうかもしれません。

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