今回ばかりは嵐が過ぎるのを待つ安倍・有権者小馬鹿戦略はワークしない
今回も安倍元首相が常に口にしていたように時間が経てば国民はどうせ忘れるのだから嵐が過ぎ去るのを待つという常套手段を使って自民党は噂が収まるのを待つ構えのように見えますが、このことで有権者がうけた衝撃はタダならぬものがあり政治家とカルト宗教の結託に関する疑心暗鬼はそう簡単に収まるものではなくなっています。各メディアはこのことが発覚してからの政権、政党支持率の調査を開示していませんが(※ 2022年7月30日時点)、これで支持率が下がらないようならもうこの国はお仕舞と言わざるを得ない状況です。今のところメディアに登場している統一教会やその関連団体と関係があると指摘を受けている国会議員には安倍元総理をはじめ、菅義偉前総理、麻生太郎元総理、加藤勝信元官房長官、高市早苗元総務大臣、下村博文元文科大臣、萩生田光一経産大臣、岸信夫防衛大臣、山谷えり子元国家公安委員長、奥野信亮元総務副大臣など政権を担う重鎮が挙げられていますから現実にはほとんど逃げ場がなくなっています。このままとぼけて時間が経過するのを待っていれば全てOKとはならないのが今回の事案で、国民もそれを議員にもっとしっかり伝えて恫喝をかけていく必要があります。
信教の自由を盾にするなら政党所属議員の関係レベルをすべて開示すべき
こうなると、もはや統一教会については自民党をはじめ保守系の野党の議員も含めて完全に全国一斉カルト踏み絵大会の実施が必須の状況で、だれが完全な統一教会系議員なのか、或いは謝罪して関係を断った議員がだれなのかを徹底身体検査し、この際官報に全員記載する位の処置を行う必要があります。もっと言えば総選挙を再度実施して現職議員の信認投票まで実施することは免れず、このままうやむやにすることなど一切できないところに差し掛かっています。それにしても本邦の政治がここまで劣化してしまっているというのはさすがにショックで1億国内有権者は完全に馬鹿にされた状態に陥っています。ここで怒らなくてどこで政治をただすことができるのかと強く思う次第です。
(メルマガ『 今市的視点 IMAICHI POV 今市的視点 IMAICHI POV 』2022年7月30日号より一部抜粋)
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