国際人権団体が批判、ウクライナの“自作自演”と腐敗が招く核惨事

 

IAEAの調査団結成を妨害しているのがロシアであるなら、それも米国側が証拠をつけて非難できる。しかし、米国側はそういうことを全くやってない。ロシアがIAEAに、原発が攻撃されている状況を急いで見に来てくれと頼んでいるのに、誰かが妨害している。国連上層部の妨害者はロシアでなく米英に違いない。米英はウクライナ軍の原発攻撃を黙認している。もしくは、米英がウクライナ軍をそそのかして原発を攻撃させている。いずれもロシアのせいにするためだろう。

Zaporozhye official explains why inspectors can’t reach nuclear plant

ザポロジエ原発への攻撃が止められないと、いずれ核の大惨事になる。EU諸国も被害を受けるが、EU上層部はプロパガンダを軽信してロシアを非難している。馬鹿だ。ロシアや中国は、非米諸国の政治力を結集し、国連での米英の妨害策をやめさせようとしている。核惨事と国連の非米化と、どっちが先かという感じだ。

Russia and UN discuss crisis at nuclear plant

人権擁護団体アムネスティは、ウクライナ軍がロシア軍からの攻撃を避けるため、市民が多く住む市街地の学校や病院などを接収して駐屯する「人間の盾」作戦をウクライナ各地で展開し、市民を危険にさらしていると批判する報告書を8月初めに発表した。本来ならウクライナ軍は、自国民の被害を少なくするため、市街地でなく住民が少ない森の中などに駐屯すべきだが、実際は逆に、軍の犠牲を減らすために市街地に駐屯して市民を犠牲にしている。人間の盾作戦は人道犯罪だ。ウクライナ軍(政府軍と極右民兵団)が人間の盾をやっていることは、3月の戦争初期から知られており、私も何度か記事にした。だがマスコミや権威筋はウクライナ軍の人道犯罪を全く無視するか、ロシア側が発しているウソだと決めつけた。

Amnesty International Says Ukraine’s Fighting Tactics Endanger Civilians
ロシアは意外と負けてない(2)

今回、権威ある英国のアムネスティが、ウクライナ軍の人道犯罪をようやく指摘した。ウクライナ政府は激怒し、米国側の権威筋の中からも「利敵行為だ」といって猛然と非難が出た。米国側の「専門家」たちは、ウクライナ政府の反論を鵜呑みにしてアムネスティ報告書の「間違い」を指摘した。

Amnesty further backtracks on Ukraine human rights report

アムネスティは、ウクライナ政府に謝罪したが、ウクライナ軍が人間の盾作戦をやっているという指摘自体は撤回しなかった。アムネスティは報告書で、ロシア軍も多くの市民を殺していると書いて、バランスをとろうとした。だが、2月末からの戦争で死んだウクライナ市民の総数は5か月間に5,000人強だと国連が発表している。死者数がとても少ない(アフガンもイラクも、その10倍ぐらい死んでいる)。ウクライナ軍が人間の盾作戦をやったが、露軍はウクライナ軍が立てこもる市街地をできるだけ攻撃せず時間をかけてウクライナ軍を排除したので市民の死者が少ない。

Amnesty apologizes after Ukrainian pressure
ウクライナで妄想し負けていく米欧

国連はウクライナ市民が5,000人しか死んでいないと発表しているのに、米諜報界は「ロシア軍はウクライナで7万5,000人の戦死者を出した」と米議会に報告している。市民の死者が5,000人なら、露軍兵士の死者数は3,000人ぐらいのはずだ。7万5,000人も死んでいるはずがない。米諜報界は開戦直後からずっと「露軍が稚拙な作戦で失敗を重ねている」という、間違った情報を流し続け、米国側のマスコミ権威筋のほとんどがこの情報を軽信し続けている。実際の露軍は、ゆっくり作戦を進めて成功し、ロシア系住民が住むウクライナ東部からウクライナ軍・政府を追い出し、その周辺の南部や北東部のロシア系の地域へと占領を広げ始めてている。露軍が成功していので、ウクライナ軍が追い込まれ、テロリストみたいに原発を攻撃したりしている。

US Intelligence Tells Lawmakers Russian Casualties Surpass 75,000 In Ukraine

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