小林よしのり氏が論破。中国は台湾についてとやかく言う資格がない理由

 

中国は第2次世界大戦で日本に勝ったということをナショナル・アイデンティティにして「愛国教育」を行ってきた。

本当は日本軍と戦っていたのは蒋介石の国民党軍であり、後に中華人民共和国を建国する毛沢東の共産党軍は一部でゲリラ戦を仕掛けていた程度で、後の国共内戦に備えて戦力を温存するためほとんど逃げ回っていたというのが実態だが、それを、共産党こそが「悪の日本軍」から祖国を守り抜いた英雄だと歴史を捏造したのだ。

そして中国は今もなお「悪の日本」が牙をむくかもしれないと危機を煽って、国内をまとめている。

プーチンもこれに倣って「ナチスとの戦い」をダシに愛国心を高揚させ、それを自分への求心力に利用しているわけだ。

結局、独裁国家・権威主義国家というものは、そっくり同じことをやるものだと思っておかなければいけないのだ。

yk20220808-1

ウクライナであんなことが起こったら、明日は台湾と思って構えておくしかない。

ロシアもウクライナもどっちもどっちだなんて、寝ぼけたことを言ってる段ではないのである!(『小林よしのりライジング』2022年8月16日号より一部抜粋・文中敬称略)

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image by: Alexandros Michailidis / Shutterstock.com

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【著者】 小林よしのり 【月額】 ¥550/月(税込) 【発行周期】 毎月 第1〜4火曜日 発行予定

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