アベスガ政治を評価?国民にケンカ売る内閣改造で支持率急落の岸田政権

2022.08.25
 

自らの「やってる感」に酔う。地道な行政を回せず混乱させる。政治や行政による国民への支援を絞り込む。国民同士の相互監視をあおる。そして失敗すれば国民のせい――。コロナ禍で露呈した、安倍・菅政権の最も悪いところを、そのまま積極的に評価し、自らの政権でも引き継ごうとしている。

なるほど、各閣僚や政務三役の旧統一教会との関係は、確かに大きな問題だろう。しかし、それと同時に、筆者はこの「結局安倍・菅政権から何の転換もされなかった」岸田政権の現状に、深くため息をつかざるを得ないのである。

image by: 首相官邸

尾中香尚里

プロフィール:尾中 香尚里(おなか・かおり)
ジャーナリスト。1965年、福岡県生まれ。1988年毎日新聞に入社し、政治部で主に野党や国会を中心に取材。政治部副部長、川崎支局長、オピニオングループ編集委員などを経て、2019年9月に退社。新著「安倍晋三と菅直人 非常事態のリーダーシップ」(集英社新書)、共著に「枝野幸男の真価」(毎日新聞出版)。

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