国民を分断して勢力拡大した安倍元首相は「国葬」で送るに相応しい人物か?

 

だって、あれはオリンピックスポンサーのピラミッド構造の一番下の部分。オフィシャルサポーターでしたっけ。5億円でなれる奴。そのカネもよく分からないのだけれど、そこの話じゃないですか。しかも、高橋さんという方が理事であったにせよ、そのスポンサーの決定に際してどのような力をもっていたのか、よく分かっていないんですよ。

で、だから森さんの聴取があったんですね。当時、五輪組織委の会長さん。会長はその決定に際してどう絡んだの?という話なわけで。いやあ、「高橋君に任せたよ」という話なのかもしれませんが、全然違うかもしれない。場合によったら参考人で済まなくなる可能性があるわけですよね。そこのところ、どういうものが出てくるのか。これはデカイですよね。どういう方向まで行くのか分かりませんけど。

この二つの事件、国葬の問題、まあ、国葬と言うよりも、自民党と統一教会の問題と言い直しても良いのですが、一応違う問題だけれども、きっかけは明らかにあの銃撃事件から起こったので、自民党の議員が379人。いるねえ。その中で179人が関与していた。うち121人でしたかね、名前を公表したということですが、分かりやすく言えば、この人たち、危ないことを平気でやった人たちなので、次は議員をやめでもらいましょうということじゃないですかね。危ない人ですよ。

あの、自民党の政権を比較的擁護するようなジャーナリストや評論家が、「大勢来るから分からないのですよ」なんて言っている。つまり統一教会とその関連団体から来ている人だということは「分からないんですよ」なんて言いますよね。あれ嘘ですよ。嘘だと思う。そんな訳はないよ。国会議員に近づいてくる人がどういう人なのか、議員本人は調べきれないかもしれない、それこそたくさんいるから。でも、そのために秘書がいるんじゃないですか。しかも、何人も。公設だけではなくて私設の秘書も人によってはいるわけでしょ。それこそ大事な仕事ですよ。

実際、ジャーナリストとして行く場合だって、どういう記事を書き、どんな発言をしている人かというのは当然調べますよ。取材を受ける前に。だって、そうしなかったら危なくって仕方がないじゃないですか。議員からすれば。あの、統一教会系の「世界日報」の記者ですと言えば、それは統一教会から取材を受けるということが分かるので。そんなの時間掛かりませんよ。調べるのに。だとすると、自民党のこの問題についての汚染度は極めて高いということになりませんかね。

121人も名前を出さざるを得ない人がいたわけですよ。中でも萩生田公一さん。すごいよね。各部門に名前が出てくるんだよ。萩生田さん。祝辞とか講演とか挨拶とか。選挙の応援。もう満貫ですよ。週刊誌やワイドショーの取材ベースで出てきている話の中には、信者ではないのかと。周囲には少なくともそのように見ていた人たちが出てきているので、だとすると、ご本人にももう一回しゃべってもらいたいところですよね。まあ、そこはうまく政調会長に逃がしちゃったから。内閣ではないのでね。という感じですけど。

この記事の著者・内田誠さんのメルマガ

購読はこちら

 

print
いま読まれてます

  • 国民を分断して勢力拡大した安倍元首相は「国葬」で送るに相応しい人物か?
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け