なぜ、板橋にある「深夜営業のみ」の立ち食いそば屋には人が集まるのか?

NAGOYA - JUNE 24, 2018: Colorful night street in Japan. Night life at a district full of bars, restaurants and nightclubs near Nagoya station.NAGOYA - JUNE 24, 2018: Colorful night street in Japan. Night life at a district full of bars, restaurants and nightclubs near Nagoya station.
 

深夜の東京の道路を走り抜けるタクシーや大型トラック。その運転手さんたちの孤独を癒やしてくれる一軒の立ち食いそば屋さんが人気となっていることをご存知でしょうか。今回のメルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では、その立ち食いそば店のマーケティングと、お客が他県から足を運ぶほどの人気の理由を紹介しています。  

真夜中の孤独を癒してくれる、深夜営業の立ち食いそば屋の灯り

暗闇の中に、煌々と輝く灯り。そして、辺りに漂うだしの香り。

ここは、東京都板橋区にある、深夜営業の立ち食いそば屋さん。

幹線道路沿いでありながらも、深夜なので、かなりの暗さに包まれています。

夜10時から朝7時まで営業。

深夜にも関わらず、たくさんの人がやって来ます。

1年中扉が開いたままのお店は、立ち食いカウンターと外にあるテーブル2つ。

暑さ寒さを完全に無視した店舗スタイル。

夏は外で夕涼みという感覚なのでしょうか。冬は温かいものを食べるので大丈夫ということなのでしょうか。

考えれば、フルオープンなお店の造りなら、屋台と同じ。ならば、納得できます。

このお店は、30年前から営業。

現店主のお母さんが、10年ほど別の人が営業していたお店を引き継ぐカタチで開店させています。

なので、厳密には創業40年となります。

では、なぜ深夜営業なのでしょうか。

実は、店主もわかっていません。母親から聞いたこともなく、その母親も創業者からは聞いていないようです。

ただただ深夜営業のお店を引き継いだだけ。

深夜にお客さまが来るから、そのまま営業を続けているのです。

このお店には、そば・うどん・カレーライスがあり、トッピング用の天ぷらなどの種類が多く、お客さまに喜ばれています。

天ぷらは、特に人気がある「春菊天」や「紅生姜天」、「アジ天」「ナス天」「ゲソ天」「ちくわ天」「鶏天」「きんぴら」など。

他に、「コロッケ」「山菜」「とろろ昆布」「たまご」「わかめ」「たぬき」「きつね」など。

深夜営業でありながら、これだけの品揃えはお見事です。

次から次へと天ぷらを揚げているのですが、それほどお客さまが多いということです。

どのお客さまも天ぷらを数種類トッピングしています。

天ぷらが、お客さまを呼び込んでいるのかもしれません。

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