ただの丸投げ。コロナとインフル同時感染から国民を守る気ゼロの日本政府

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この冬の到来が確実視されている新型コロナ感染の第8波ですが、懸念されているのがインフルエンザとの同時感染。しかしながら政府は、国民の命を守る気などさらさらないようです。今回の『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、先日岸田政権が発表した同時流行対策の内容を紹介するとともに、それはもはや「対策ではなく丸投げ」と強く批判。その上で、かような無責任な政権なら誰でも担うことができるとの厳しい見解を記しています。

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サルでもつとまる日本の首相

日本の新型コロナですが、これまでの第1波から第7波までの状況を見れば顕著なように、欧米などでの流行が、1~2カ月遅れて日本にもやって来ることが分かっています。欧米諸国を見れば日本の1~2カ月後の姿が分かるのですから、これなら先手先手の対策を講じられそうなものですが、安倍政権、菅政権、そして現在の岸田政権と、日本政府は新型コロナの発生以来、常に後手後手の対策で多くの犠牲者を出して来ました。

岸田文雄首相は、先日の所信表明演説の中で、「3年ぶりに緊急事態宣言等の行動制限を行わずに今年の夏を乗り切れた」などと述べました。しかし実際は、この夏の2カ月だけで、日本の新型コロナの総死者数の約4割に当たる1万5,000人以上もの国民が亡くなっているのです。これほどの犠牲者を出していながら、どのような思考回路をしていれば「今年の夏を乗り切れたのは」などと言えるのでしょうか?

この夏は、連日のように20万人を超える感染者が報告され、1日に300人以上もの死者が出た日もありました。受け入れ先の病院が見つからずに、自宅で亡くなってしまった人も200人を超えました。専門家の試算によると、もしも政府が緊急事態宣言を発令して行動制限を行なっていたら、感染者数は半数以下になっていたと言います。感染者数が半数以下になれば、重症者数も死者数も半数以下になるのですから、この夏に亡くなった1万5,000人以上の国民の半数は、岸田政権の政策の犠牲になったことになります。

そんな中、フランスはパリに在住する作家でミュージシャンの辻仁成氏が、10月12日、以下のツイートをしました。

辻仁成 @TsujiHitonari

 

コロナ第8波に突入したフランス、かなりの勢いで来ていますが、皆さん、マスクはつけていません。しかもインフルエンザが大流行。専門家が指摘する感染対策の緩み、政府も打つ手がなく。しかし、なぜ、人々はマスクをつけないのか、、、まとめました、

パリ最新情報です。

 

午後1:08 2022年10月12日

ツイートには辻仁成さんのブログがリンクしてあったので、そちらも読んでみると、現在、フランスで猛威を振るっている第8波は、第7波で流行したオミクロン株「BA.5」が全体の91%を占めているそうですが、さらに変異した「BA.2.75」、通称「ケンタウロス」も、このブログの時点で計68件報告されていると言います。そして、フランスでは新型コロナだけでなくインフルエンザも大流行しているのに、フランス人はマスクをつける人が極めて少ないため、辻仁成さんはフランスのマスク問題について分析しています。

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