検察は、この金が李在明代表の大統領選および党内選挙資金に使われた可能性に重きを置いている。金副院長が8億ウォンを受け取った時期が、李代表の大統領選出馬期間と重なるためだ。
民主党は昨年6月末から大統領選候補を決める党内予備選挙を始め、李代表は昨年7月1日、公式出馬宣言をした。キム副院長は2019年11月、京畿道スポークスマンを辞任した後、水面下で李代表選挙の準備を手伝い、予備選挙キャンプが構成された後、総括副本部長を務め組織管理と予算を担当した。李代表が昨年10月に候補に選出されると、本選キャンプでは組織副本部長を務めた。
しかし金副院長は立場文を出し「不法資金を授受したという疑惑は全く事実ではない。ない罪を作り出している」として「政治工作を日常的に行う検察の行動を強力に糾弾し、すべての方法を尽くしてこれを正す」と明らかにした。李代表は金副院長の逮捕と関連して今のところまだ立場を明らかにしていない。
金副院長は、李代表が城南市長時代から一緒に歩んできた最側近だ。チョン・ジンサン民主党代表室政務調整室長と共に李代表の「腹心」に分類される。昨年10月、ユ・ドンギュ前本部長の拘束で大庄洞疑惑がふくらむと、李代表が直接「わたしの側近というならチョン・ジンサン、キム・ヨン程度でなければならないのではないか」と言及したりもしていた。金容副院長という人間は李在明の紛れもない「側近」だ。こいつが逮捕された。
昨年9月、ユ前本部長が押収捜索される直前に通話した相手も金副院長とチョン室長の2人だったことがわかっている。大庄洞一味の裁判で「チョン・ジンサン、キム・ヨン、ユ・ドンギュ、キム・マンベ(火天大有の大株主)4人が集まって義兄弟を結んでいこうとチョン室長が話した」という通話録音内容が公開されたりもしている(火天大有については2021年10月2日の#344号で詳しく書いている)。
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