劇的変化。リクルートはなぜ会議の通称を「ヨミ会」に変えたのか

Large business team showing unity with their hands together
 

コントロールできることとできないこと

で自分というのは確実にコントロールしてうまく動かせるんです。

あともう1個は、環境なわけです。

つまり相手がやりたくなるような環境を作る、これはできるわけです。

だから相手が自然と感動したくなるような物語を周りに置いておくってことはできるわけです。

だからコントロールするのは、環境と自分だけ、って事を考えたときに〇〇させるっていうよりは、お客様に買ってもらえるってするにはどうしたらいいんだろうね、とか。

部下にやらせるじゃなくて、部下が自らやりたくなるような環境とか、周りのコミュニケーションってどう変えればいいんだろうね、とか。

あと自分で考えやすくなる環境をつくろうよ、子供が勉強したくなっちゃうような環境をつくろうよ、感動とか共感とかってことが生みやすくなる物語、遊び代はどこにあるんだろうね、とか。

っていう風に環境を作り、余白を作り、そしてそこに自分をコントロールするっていうところにやっていくと自ずとその人たちがやる、っていうことがうまれて。

それは逆にいうと、一見めんどくさいように見えるんだけれども自発的な行動だから長続きするし、何よりは相手はコントロールできないもの。

だけど環境と自分はコントロールできるし、何よりも振り返りが簡単なんです。

だとした時に、結果として成果が出るんですよね。

それと同じでもう1つやってるのは、過去を叱るのではなく、未来を一緒に考えよう。

過去のWHYじゃなくて未来のHOWにしようって話なんですけれども、要は人ってついつい上手くいかなかったときに、なんでそんな事やっちゃったんだよ!っていう言い方をしちゃうわけですよね。

なんだけど、なんでそんな事をやったんだって言われると、ついだって僕にだってこういう事情があるんですよ、ってついつい防衛に入っちゃうわけですよ。

過去ってのは基本塗り替えられないものなので、なんでそれやったの?って聞くよりは、あぁーそうか起きちゃったね、だとしたら次はどうやれば上手くいくと思う?次上手くやるために僕とか周りが協力できることって何があるかなっていう言い方をした方が自ずと未来解決思考になりますよね。

更に言えば、じゃあ考える時にどういう風に未来に対して2回目やれるのかな、それをどういう風に読んでるの?っていう風な言い方をするわけです。

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