リクルートの具体例
だからリクルートが面白いのは、リクルートってめちゃくちゃ営業が優秀ってのがあったんですけど、昔はリクルートの会議のことを「詰め会」って言ってたんですね。
なんで目標が達成できないんだ、なんであのクライアントが攻略できないのか、って言って相手をコントロールするだけじゃなくて、コントロールできなかった事を詰めて詰めて詰めまくるっていう地獄のような会だったんですけど、ある時から詰め会から「ヨミ会」に変えたわけです。
このヨミ会になったことによって、未来をどう読んでいるのか、それを教えてよ、なるほどそう読んでるんだ!だとしたらこれを足してみたらどうだろうか、その事例って他の部署であったからあの人に聞きにいったほうがいいんじゃないか、っていう風に未来の読み方をみんなで良くしていくってことなんですね。
この時に大事なのって詰め会でやっちゃうと、できなかった事をみんなに怒られてどうにかするっていう守りの気持ちになるのに対して、未来を一緒にヨミにいくから、一緒に冒険する仲間に変わってくるってのが1つと。
あともう1つ、なんでそれができないの?っていうとなんでそれができないんだろうっていう1個をどうにかしようと思っちゃうんですよね。
でも未来を読むって形になると、どういう風にしていけば未来をよくできるんだろうっていう風に1個じゃなくてやり方の改善につながっていくわけです。
そうすると、やり方の改善っていうのは、1つの営業の攻略だけじゃなくて、他のケースにも展開できるわけですよね。
さらに言えば1個の個別の攻略ではなくてやり方を一緒に良くしていくっていうと、そのやり方いいね!うちも使わせてよ、っていうふうにやり方ってのは、他の人にも渡すことができるわけですよ。
そういう風に詰め会からヨミ会に変えていく、その時の言葉っていうのはなんでそれやったんの?ではなくて次よくするにはどうしたらいいかな、それをよくする時にどういう風に未来をよんでるの?
なるほど、じゃあそれを一緒に良くしてこうよ!っていう風に詰め会からヨミ会に変えた過去の姿勢から未来の方法を一緒に考えていくっていうやり方に変えていくと、圧倒的に生産性が上がっていくし、何よりも雰囲気が良くなる。
この〇〇させる、をいうのをやめようっていう話と詰め会からヨミ会に変えていく。
この2つを是非自分の家庭であり、自分のグループであれ、自分の会社の組織であれチームであれ是非試してもらえればと思います。
繋がる未来を楽しみましょう!じゃあね!
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