一方、イギリスやスウェーデンでは勤務時間の6割、韓国とフランスでは7割、アメリカでは8割、授業の時間を占めていますから、いかに日本の教師が「授業以外」のことに時間を取られているかがわかると思います。
文科省への報告、アンケート、教育委員会への報告、アンケート、会議、生徒指導部活動…etc.etc.特別支援学級の先生も人数が少なく、子どもに向き合った教育をしたくても時間が限られてしまっているのです。
日本は「箱」や「制度」はあれこれ作りますが、それを回すのは「人」という当たり前を考えません。しかも、平等を意識しすぎるあまり、厳格なルール作りが先行し、縛りが強く、結果的に公平さがないがしろにされがちです。何が公平で、何が公平じゃないのか?文科省には是非とも、考えていただきたいと思います。
みなさまは、この問題についてどのようにお考えでしょうか?是非ともご意見、お聞かせください。
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