問題が何かわかった上で「だから日本はもうだめです、おしまいです」と言ってしまう識者の多さに辟易しているのが、作家でユーチューバーの顔も持つ小名木善行さん。愚痴や文句ではなく、解決に至るまでにどうすればいいのか、小名木さんは自身のメルマガ『ねずさんのひとりごとメールマガジン』の中で語っています。
この記事の著者・小名木善行さんのメルマガ
いま「世界の最先端」にあるニッポン
講演会などに行くと、
・拉致問題が起きながら、何もしなかった政府
・景気後退に何もしなかった政府
・なぜかお注射にばかり熱心な政府
・日本の産業を守り育むという姿勢のまったくない政府
・自虐史観に染まった戦後日本
だから日本はもうダメです。オシマイです、と語る人たちがいます。
動画でも、最近はそのようなことを述べると、意外と再生回数が伸びるようです。
馬鹿なことを言ってはいけないと思うのです。
そこまで問題が明らかになっているのなら、あとはその問題をひとつひとつ解決するだけです。政府に自浄能力がないのなら、多くの仲間達とともに、政界に解決を迫る人材を送り込んで、情況を改善すればよいのです。
会社でもそうですが、一杯飲むと、上司が悪い、役員が悪い、会社が悪いと、たいていの場合、会社や上司への愚痴がはじまります。けれど、そんな愚痴を100年言い続けたところで、会社の業績が良くなって給料が上がることは絶対にありません。
愚痴や文句ではなく、問題を解決していくところに、会社の業績の進展があります。
問題が多いということを、あたかも悪い事のように言う人もいます。馬鹿な事を言ってはいけないと思います。みんなで頑張っているから、問題が起きるのです。あらゆる問題が起きなくなったときというのは、会社がツブレてなくなったときです。
何が問題なのかがわからない情況では、よくありません。けれど、何が問題なのかが明らかになっているのなら、その解決のために努力することこそが大事なのであって、愚痴や文句は千年言い続けても、何も変えることはできないのです。あたりまえのことです。
ひとりではできない。そういう事柄もあります。けれど、そのことに気がついたのなら、仲間を集め、資金を集め、道具を揃え、何年かかっても良いから、解決への道へと一歩を踏み出すことです。すくなくとも、男なら、もともとそういう目的型の血を持って産まれてきているし、そういう生き方しかできないのが男です。この世にあきらめて良いものなど、なにもないのです。
ただし、私欲ではいけない。どこまでもみんなのために。より多くの人のために。それを古い言葉では「公(おほやけ)」と言いました。
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