なるほどいまの日本は問題だらけです。けれど、問題があるということは、物事が動いているということです。その動きを、すこしでも問題解決の方向に向けていく。1年やってダメなら、5年やる。5年でダメなら、10年やる。10年でダメなら、100年がんばる。
昨今の政治が、何をやってもうまくいかないのはあたりまえです。学校教育からはじまって、すべての原点が自虐に染まっているからです。愛のない知識は、暴力しか生みません。なぜなら、愛のない知識は、ただ支配のための道具としてしか用いられないからです。
そうではなく、愛を根幹にした知識を得る。するとそこに結びが生まれます。発展が起きます。
私たち日本人は、世界の時代の端境期に、その大切さを世界に広げる役割を担っています。7,300年前のアカホヤの大噴火のあと、倭人たちは世界に広がって、世界の文明の基礎を伝えました。縄文時代には、交易による豊かな生活を世界に広げました。弥生時代には、鉄器による生活革命を世界に広げました。14世紀には、貨幣制度を世界にもたらしました。そして20世紀には、世界から植民地支配を駆逐しました。
いま21世紀となって、世界は人類よりも優秀なAIによる大改革の時代を迎えようとしています。これはすごいことです。これまで数十万年にわたって、人類は地球上で最も優秀な頭脳をもった生き物だったのです。けれど、その優秀な頭脳の地位を、これからはAIに明け渡すのです。
そのAIは、人類の支配のために用いられるのでしょうか。そうであれば、AIがもたらす未来は暴力の未来です。人類がAIと共存共栄するには、AIにはできない分野、すなわち、心の豊かさや愛のある暮らしといった、お金やモノに変えられない大切なものを、人類が取り戻していく必要があります。
そしていま日本は、その分野において、世界の最先端にあります。
日本をかっこよく!!
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