「部下がデキないから…」と自分で仕事を抱える上司が最もダメなワケ

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この3つのポイントさえ押さえれば、部下も安心できる

あなたが部下に仕事を振りたい、しかしイマイチ不安が残る。そう思っているときは、仕事を振られる部下もまた、不安に思っているケースが多いのです。

ここでお互いに不安を取り除く3つのポイントをお伝えします。それは

1.期限を設ける
2.優先順位を決める
3.中間報告を受ける

この3点だけに注意すれば良いのです。

まず、「いつまでに」という期限を設けます。仕事がデキないリーダーは、この指示が曖昧です。「いつでも良いから」「暇なときに」「来週中ぐらい」こんな指示は論外です。また、「月曜日まで」「明日の昼まで」というのも注意が必要です。なぜなら、月曜日が、月曜日の朝一番なのか、夕方5時までなのか、それとも残業して深夜24時までOKなのかが分からないからです。昼まで、というのも12時までなのか、昼休み明けの13時までなのかというのが曖昧になります。

次に、優先順位を決める、についてお話します。リーダーの思っている優先順位と、部下の思っている優先順位は、一致しない場合が多いものです。自分が指示した仕事はお客様対応の後で構わないのに、それを後回しにして先に行っていたり、重要度が低いと認識していたものを部下は指示された順番通りに行っていたりなど、リーダーと部下で優先順位が食い違うことはよく起こります。ですから、優先順位は常に明確に意思統一を図らなければなりません。

最後に、中間報告を受けること。定期的に進捗状況の報告を受けることで、仕事が間違った方向に行っていないか、予定通りに進んでいるかをチェックできます。翌日お客様に持っていくプレゼン資料の内容がメチャクチャだった、期限が迫っているのにまだ10%しか終わっていない、などのリスクを、中間報告を義務付けることによって回避することができるのです。

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