進む“世界政府”構築。なぜ米諜報界は中国の覇権拡大を図るのか

 

米国覇権の黒幕は英国であり、英国系のカナダや豪州は米覇権の構図を強化・恒久化することに熱心だ。独仏EUも冷戦が終わって対米自立するどころか逆に米傀儡色を強めた。これらの国々は全て、コロナと温暖化の超愚策を猛烈にやって自滅している。中国が直接WHOや国連を牛耳ってコロナや温暖化の超愚策を英国系やEUに強要したら、それは拒否されるだろう。今のところまだ米諜報界が超愚策を強要しているのだろう。しかし、国連でもG20でも中国の影響力が強まるばかりだ。すでに、中共が米諜報界の皮をかぶって欧米に自滅策を強要している可能性もある。「次のパンデミック」が起こされるころには、中国の覇権がさらに強まっているだろう。米諜報界は積極的に、中共を内部に入り込ませているのでないか。

世界政府(大リセット、新型コロナ、地球温暖化)は米諜報界が中国(主導の非米側)のために作ってやった隠れ多極化策だという考え方・仮説は、私の思いつき(妄想、仮説)である。田中宇の妄想なんて誰も読みたくないぞ、という人は読まない方が良い。イラク戦争は多極化のための策だったというのも私の思いつきの仮説・妄想であり、当初は権威好きの人々(軽信者たち)からボロクソ言われた。しかしイラク戦争が今に続く多極化の急進の開始点だったことは、今や確定的なことになっている。これから何年かしたら、世界政府的ないろんな構図が、中国主導の非米型・多極型の世界を推進していることが、今よりも顕在化しているだろう。妄想は、あらゆる分析や研究、開発、発明、哲学など知的行為全般の母である。妄想を現実とすり合わせていくと新しい知的財産になる。権威が好きな人々は大体、妄想から出発する知的行為が苦手な人だ。

ウクライナ戦争の構図もずっと続き、欧米のさらなる自滅と、非米型の世界体制の形成に資することになる。日本は自滅を回避している。自民党政府は隠然と親中国であり、安倍晋三が敷いた米中両属体制が今後の日本を救うことになる。安倍が積極的に日本を非米的な路線に引っ張っていくことを恐れた日本の対米従属派(官界やマスコミ権威筋)が、米国(諜報界の非主流派に転落した軍産系)からそそのかされて、安倍の殺害と、その後の自民党への攻撃(今さら統一教会との癒着を出してくるなど)を続けている。

▼以下は、上の記事を書く際にボツにしたもの。上の記事の詳細解説を含んでいるので掲載する

すでに書いていることだが、新型コロナ(や今後のパンデミック全般)、地球温暖化問題、大リセット、ウクライナ戦争、米国のインフレ利上げQT問題は、いずれも中国の覇権(国際政治力)を拡大している。これらは中国の覇権拡大のために続けられている。これらを画策してきた米諜報界は、欧米(米国側)の覇権を自滅させるやり方で中国の覇権拡大と多極化を模索してきた。中国自身(習近平より前の中国共産党)は覇権拡大を望んでいなかったのに、米諜報界が米覇権を自滅させたので、その空白を埋める棚ボタで、中国は習近平になるとともに覇権拡大に乗り出した。習近平は、米諜報界に背中を押されて覇権を拡大している。米諜報界は米覇権の運営者だ。運営者自身が覇権を壊して押し売り的に中国に移転させている。覇権運営の担当は今まさに、米諜報界から中国共産党に移っている。

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