心理学者が本気を出して考えた「PK戦で勝つ運」を引き寄せる戦略とは?

soccer ball in goal
 

「ひょっとしてオリビア君は敗ける方の旗を持ってくるんじゃないの?」と誰しもが不安になりました。そしてクロアチア戦では、両国の旗を引き抜き、さんざんに迷った挙句、最後には日本の旗を持って来てしまいました。MCのお姐さんは、立場上、「日本勝利の予想」にはしゃいでみせていましたが、これまでの経緯を知っている人たちは、明らかにドン引きでした。そして、結果はある意味で「大当たり」。

全て外したオリビア君に予知能力が無いのかと言えば、逆に「有る」のです。

仮に、オリビア君には能力が無くて「適当に」旗を選んでいるのであれば、当たり外れは半々(あるいは3分の1)というように「等確率」になるはずです。ところが、全てを外したということは、オリビア君が適当に選んでいたのではない、ということになります。むしろ、全てを当てたことと同じくらいに「希(まれ)な現象」が起きたわけです。「希現象」は、その背後に何らかの「力」が働いていたことの証拠になるのです。ですから、なぜか今回、オリビア君は「敗けチーム」を選んでいたという可能性を無視することができないのです。

というわけで、大型インコのヨウムにも「予知能力」がある?!ようですし、人間にも当然「予知能力」は備わっています。これを磨けば良いのです。

「磨けば良い」とは言うものの、「言うは易く、行うは難し」です。日本の大学で、本格的な「超心理学(parapsychology)」の研究をやっているところは少ない(明治大学情報コミュニケーション学部での研究がどのレベルまで進んでいるか存じません)ので、米国かロシアに援助を求める必要があるでしょう。あるいは、禅宗や修験道など、伝統的な宗教に教えを乞うのも一案です。

いずれにしても、そもそも、一見「荒唐無稽」に思われそうな「予知能力強化計画」に乗って来るサッカー関係者がどれくらいいるか疑問です。一笑に付されるのが関の山かもしれません。

とは言うものの、日本もいずれは、予知やテレパシーなどの「エスパー能力」の開発というものに本気で取り組まざるを得ないと思います。それは、スポーツに限らず、私たちが「逞しく」生きて行くために必要な能力だからです。こうした能力の存在は現実であり、アニメやSFだけの話ではないのです。

ただ、それを多くの人が理解するまでには、大分時間がかかりそうです。その間、「予知能力強化プログラム?!」が動き始めるまでの間、どうするか?

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