続いて「李容浩の父親は3階書記室の室長だった。3階の書記室長といえば、韓国で言えば大統領の総務秘書官のポストであり、金正日家庭の執事のポストだ。李容浩の父親である李明帝(リ・ミョンジェ)3階書記室長は、金正恩の実母、高英姫(コ・ヨンヒ)氏とも縁故が深く、金正恩を幼い頃から面倒を見ていた」とし、「ところで、そんな李容浩までもが処刑された?何の罪なのかは分からないが、本当に処刑されたとすれば多くの北朝鮮エリート層がこれ以上金正恩と共に行くことはできないと心の中で決意するだろう」と述べた。
太永浩議員は「ただ李容浩処刑説に対する事実確認を最優先にしなければならない」とし「李容浩とその同僚が処刑されたなら、金正恩政権内で交渉派の立場はさらに狭くなったという意味だ。それに見合う韓国の対北朝鮮戦略も綿密に立てなければならない」と述べた。
ちなみに太永浩議員と李容浩元北朝鮮外相は04年から07年まで、英ロンドンで一緒に勤務した縁がある。太永浩議員は「李容浩処刑説が個人的には事実でないことを願う」と言っている。
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