中居正広“終活デマ”のナゼ…「闘病をあきらめて私財寄付」は勘違い、WBC公認サポーター断念報道で憶測に拍車か

2023.01.10
by たいらひとし
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病気で休養している中居正広(50)が、自身の代役を務めるKis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔(35)のラジオ番組にサプライズ出演し、久しぶりにファンへ向けて元気な声を届けた。だが一部では、そんな中居に「不穏な噂」が広がっている。ラジオの声を聞くかぎり、後ろ向きな様子は微塵も感じられなかったが、ネット上では「闘病をあきらめた」「復帰断念した」「終活を開始した」など、穏やかではない見方が浮上。実際、中居の病状はどうなのだろうか?

中居正広に浮上した「復帰断念」「終活開始」の噂

中居は昨年7月16日、「急性虫垂炎」で緊急手術を受け、12年連続で司会を務めるはずだった「音楽の日」(TBS)の出演を断念。4日後には退院し、復帰を果たしていた。

しかし、同年10月になると、2週続けてMCを務めるレギュラー番組を欠席。その後、すぐに復帰を果たしたものの痩せた姿などから体調が心配されるようになり、「やつれた」「がんでは?」などと言われるようになった。週刊誌が「盲腸がん」と報じる中、11月には病名を明かさないまま1ヵ月間の休養を発表。さらに12月に入ると、その休養を「年内一杯に延長する」と発表したため体調の悪化が懸念されていた。中居は、長年MCを務めていた「プロ野球珍プレー好プレー大賞」(フジ系)の出演も断念している。

そんな中居は、年が明けて7日放送のキスマイ藤ヶ谷のラジオ番組「Peaceful Days」(ニッポン放送)にサプライズ出演して存在感を示したが、まだまだ「完全復帰」とはいえないようだ。

日刊ゲンダイは、過去2回連続で務めてきた「ワールド・ベースボール・クラッシック(WBC)」の公認サポーターを断念する、と中居が日本野球機構関係者に伝えたと報じている。

大の巨人ファンとして知られる中居。2016年に「週刊ベースボール」誌で月イチ連載されている「中居正広のとことん野球好き!!」では、子どもの頃から毎日12球団すべての成績を確認し、一軍はもちろん二軍選手の成績もチェックするほどの野球好きを告白していた。

今大会は、三冠王になった村神様こと村上宗隆や、メジャーリーグで活躍する大谷翔平など、内外で大活躍する日本人選手の出場が決まっているだけに、もし公認サポーター断念の報道が事実だとすれば、筋金入りの野球ファンとして無念に違いない。

そんな中居に、今ネットの一部で浮上しているのが「すでに終活を開始している」という、“余命”に関する不穏な噂だ。

ネットで拡散された中居「終活」情報の真偽は?

「中居が終活スタート」という噂が広まったのは、1月6日付の「官報」が発端とみられている。

多額の私財(個人では500万円以上)を寄付した人に送られる「紺綬褒章飾版」の受賞者に、中居の名前が含まれていたのだ。

「お金を使う才能がない」と言われる中居は「預金100億円」ともっぱらの噂。そこで、「残りの人生が少ないことを悟り、財産を寄付したのではないか」というのだ。

しかし、この「紺綬褒章飾版」は、過去に寄付をして「紺綬褒章」をすでに授与している人が再び同じような寄付をしたときに贈られるもの。

つまり、中居による多額の寄付は昨日今日に始まったものではないし、「病気が悪化したから終活として寄付をし始めた」という指摘はあたらない。

中居は、過去にもコロナウイルス関連の医療従事者へ高級弁当200食を提供をしている。

また、スポンサーが減って予算の関係でギャラが安くなったとされる今でも、中居はスタッフに高級弁当を差し入れ、ファンクラブ「中居ヅラ あの子たちに…」の入会金は1000円、年会費はたった1200円。なんと「月100円」という破格の会費を維持しているのだ。

もともとお金に無頓着で、ファンやスタッフを大事にする中居にとって寄付はライフワーク。終活どころか、むしろ生きがいとも言えるかもしれない。

そんな中居は、父を咽頭がんで亡くした2015年と翌16年に「中居正広の 『終活』って何なの?~僕はこうして死にたい~」(フジ系)の番組内で、自身の終活に正面から向き合っている。

同番組で中居は、「終活は少しずつ始めるけど、実際に考えるのは余命を突きつけられたときですね」「家を持っているわけじゃないので、とりあえず銀行へ行ってみようかな。いくらあるんだろう」と語っていた。この過去発言もあいまって、お金を寄付する=余命わずかと勘違いされたのかもしれないが、現在ネットで拡散されている終活の噂はまず間違いなくデマと考えてよさそうだ。

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