たった一人のお客がキッカケ。全国6割の高校が「同窓会」を開く居酒屋の謎

Notebook and pencil
 

このことがキッカケとなり、全国の高校別のノートもでき、寄せ書きの輪が広がっていったのです。

このノートが話題になると、自分の高校のものがあるかもしれないとやって来る、新規のお客さまも増えていきました。

やがて、「寄せ書きノートのあるお店」として、知られるように。

高校は、全国で約5,300校ありますが、このお店にあるノートは、約3,400校分。全国の6割をカバーしています。

これは、何も意味するのか。

常連さん及び見込み客の多さを表しています。

「おの店に行けば、想い出と再会できる」
「会ったことのない先輩・後輩と出逢える」

まさに、同窓会です。

青春の想い出で一杯飲りたい人はたくさんいます。

かなり高い集客力となっているのではないでしょうか。

予約しなければ入りづらい状況となっています。

このお店は地下街の奥の奥にあるのですが、お客さまの絶えない繁盛店なのです。

他にはない特色があれば、不利な立地条件でも、お客さまは来てくれるということです。

今後もノートは増え続けるでしょう。そして、お客さまにも愛され続けることでしょう。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤きよあき(繁盛戦略コンサルタント) 【発行周期】 週刊

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