2.ゼロゼロ融資の借換保証制度
最近発表されたものです。1月10日から運用開始。
● 民間ゼロゼロ融資等の返済負担軽減のための保証制度(コロナ借換保証)を開始します(中小企業庁)
3.リスケ
いわゆる返済猶予とか条件変更とか呼ばれる、昔からあるものです。このメルマガの読者さんならお馴染みでしょう。据置延長もゼロゼロ借換もダメなら、次の手段はやはりリスケでしょう。
一例としては、1年間、元金の返済をSTOPさせてもらい、その間、利息の支払いのみを行う。これならば事故扱いになりません。かろうじて信用は保たれ、リスケを卒業すればすぐに信用回復します。1年後も資金繰りがきつければ、リスケをもう1年延長することも可能です。こうして何年も延長し続けて「延命」している会社も沢山あります。良いかどうかは別として。
他にもまだまだあります。リスケでも追いつかなければ代位弁済。プロパー借入なら債権譲渡。担保つきなら任意売却。これらを駆使して、毎月の返済を減らしたり、場合によっては元金を減らしたり、担保不動産をあの手この手で守ったりすることも可能です。これらもまた、私たちはコロナよりずっと前からやってきました。
だから大丈夫です。「コロナ融資」や「借り過ぎ」を、あまり特別な事だと思わないようにしましょう。同じような境遇の人は実にたくさんいます。それでも皆さん、しぶとく生き残っているのですから。
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