親がかけた「言葉の呪い」のせいで大人になっても苦しむ人を救う方法

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そのような人にアドバイスするとしたら、

 ● 親なんて全然万能な存在じゃないんだよ

ということです。

親の意見や、伝えること、命令、アドバイス、そういうものの中に呪縛のタネが仕込まれていて、それがあなたのこころの中で発芽、開花することが苦しさの理由なんです。だったらそのタネが役立たずの不要なモノだと分からなきゃならないのです。

それはイコール、親を冷静な目で判断、批評するということですよ。これが呪縛から逃れられない人にはできないんです。

なぜかこういう人は、

 ● 自分の親の言っていることはいつでも絶対に正しい

って思っているんですね。だから、親からディスられたらそれが真実だって思ってしまって、挙げ句の果てに、

 ■ やっぱり私はダメな人間なんだ

って結論に結び付けちゃうわけですよ。

あなたも親になれば分かると思いますが、親だってタダの未熟な人間なんですよ。もっと言えば、あなたよりも人格も見識も低い可能性が高いんですよ。たまたま親子という関係にいるから、相手を絶対視しているだけなんです。

それは完全に間違いです。

あの怖いあなたのお父さんだって、会社に行けば上司にボロカス言われているタダのサラリーマンだったりするんです。エラそうにあなたに説教を垂れているあなたのお母さんだって、近所のママ友からはバカにされた存在なのかもしれないんですよ。

たまたまあなたが親のそういう面を見ていないから、勝手に勘違い、誤解をしているだけなんです。

そもそもあなたの周りにいる人間で、全ての面であなたよりも優れている人なんて、ほとんどいないでしょ。みんなどこかに一長一短があるモノなんです。それはあなたの親だって同じなんですから。

だから、どうか冷静になって、親を絶対視、神聖視するのは止めましょう。親を客観視して、自分の周りに存在する有象無象の一人なのだと理解することが必要になるんです。

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