親がかけた「言葉の呪い」のせいで大人になっても苦しむ人を救う方法

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自分に掛けた呪いを解く

親の呪縛を逃れることができたら、次にやるべきことは、

 ● 自分が自分に掛けた呪いを解く

ことです。

これは半分は親の呪いと連動しているので、先に親から受けた呪縛を解除する必要があるのですが、そのプロセスで、自分で自分に掛けた呪いが発動していることに気付く人もいるかも知れません。

こちらもなかなか自分では気付きにくいので、長期間に亘って自分を苦しめてしまうことがあるんです。

例えば、前回例で解説したような、

 ■ あんたは頭が悪いんだから…

という類のことを親から言われ続けたことで、自分は頭が悪いのだと受け取ってしまう、これは親の呪縛なのですが、それが切っ掛けになって

 ■ 私はアタマが悪いのだ

という呪文を繰り返してしまうことがあるんです。特に学生時代で成績が悪かったり、試験に落ちたりというイベントがあった時など、自らをこうやって呪うようなことを言ったりするんです。これが続くと、自分の潜在意識にこのエネルギーが届いてしまうんですよ。

その結果、自己評価が低く、自己肯定感も低い人間になってしまうのです。

この呪いを解除するためには、そもそもの始まりが親の呪いであったことを認識し、その呪いを前回書いたやり方で解除する必要があります。それが出来たら、次に、自分が掛けた呪いとは真逆の現実を小さい範囲で良いから手に入れるのです。

例えば、

 ▼ あんたは頭が悪いんだから

という呪いを掛けられたら、勉強で良い成績を取ったり、資格試験などに合格するのです。

 ▼ あんたはブスなんだから

という呪いを掛けられたら、誰かにカワイイ、キレイだ、ステキだ、カッコ良いと褒められるように努力するのです。

 ▼ おカネなんて簡単に稼げるモノじゃない

という呪いを掛けられたら、あなた的にそこそこ大きなおカネを頑張って稼いでみるのです。

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