そして大事なことは、そういうポジティブな現実を手に入れた時に、
● なんだよ、親が言うほどオレってダメじゃないじゃんか!!
って自分に宣言するのです。ここで意識の書き換えをするのです。
これを事あるごとに繰り返すのです。それを続けていると、自分で自分に呪いの言葉を掛けることが減って来ます。つまりそれは、マイナスを増やすことを止めるということでもあり、プラスを積み重ねるということでもあります。
これを続けていると、少しずつ、少しずつ、
● あれっ?オレって実はそこそこイケてるんじゃないの?
と勘違いをすることができるようになるんです。
こういうこころの問題って、ベクトルがどちらを向いているかが大事で、ひとたびベクトルの方向がポジティブになったら、後は時間の経過とともにドンドン良くなって行くんです。
それを自覚できるまで、自分を縛り付けていた負の呪いをひとつずつ消していくのです。
その中でも、自分にとって一番大きな呪いを解除できたら、後の小物は潮に押し流されるようにあっという間に解除できますから、あなたのこころにフタをしている、最も大きな呪いを見つけて、これを解除してみましょう。
特に有効なのは、親や自分が掛けた呪いとは真逆のことを言ってくれる友人の言葉を聞くことです。
コンサルでも、
▼ あんたはブスなんだから
と母親に言われ続けた女性は、髪を切ったり、ステキなアクセサリーを付けたりした時に、友人などから
● あら、それステキじゃない!
って言われても、それを自ら否定していたんですね。そんなことない!たいしたことない!って。
ところが、それが実は親の呪縛が理由だったのだと理解し、私の方から、否定せずに、
● そうでしょ、これステキでしょ!
って言いなさいということを教えたら、それが切っ掛けで少しずつこころが解(ほぐ)れてきました。
その意味で、友人からの褒め言葉を素直に受け取れない人、つい否定してしまう人って、親からの呪縛もしくは、自ら呪いを掛けている可能性が高いので、気をつけて下さいね。
一朝一夕には治らないと思いますが、このやり方を続けると少しずつ良くなりますからね。
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