この娘とのやりとりをしていて急に思い出したことがあった。それは、「ルパン三世」のアニメの中で次元大介がタバコをポイ捨てするシーンに対してクレームが来たということだ。
ずいぶん時代は厳しくなったものだ、などと素通りしたが、それも昭和の価値観なのだろうか。
続けて、こんなこともフラッシュバックした。
定食屋。昔の定食屋は「汚いけど美味い」店が確かにあって、外見なんか関係ないよね、中身だね、なんて風潮があったものだ。
しかし、昭和と現代とのギャップ、というか壁が確かにハッキリとできてきていて、今は味の前にその店が綺麗で整理されて、尚且つ、スタイリッシュでないと、もう近づきたくもないらしい。
もしかしたら、これは、コロナ禍で加速されたのかもしれない・・・
そんなことがあって、仕事の合間にYouTubeで何となく見つけたのが「ホワイト化」という言葉だった。
面白そうなので観てみた。
岡田斗司夫という人が配信している。確か昔、マーケッターの神田昌典さんのオーディオ教材にゲストとして出ていた人だ。
ようは、「オタク」 オタキングの代表ということでアニメや漫画の解説をしているYouTube。しかし、内容を観てみて驚いた。この現代社会の変調を見事に解説していたからだ。
少しまとめると、こんな感じ。
社会がホワイト化するとは一言で言うのは難しい。「清潔さが求められるようになる」とか「不潔がより許容されなくなる」という感じだという。
物理的な清潔もそうですし、人の発言や行動の内容においても清潔感が求められる。求められるというか「清潔であることが当たり前だ」という具合に基準値が上がっていき、不潔だと思われたものは社会からミュート・ブロックされてしまう。
何々、まさにそれは現実の目の前で起こっていることではないか!?
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