プーチンも無視できぬ男。ロシアに乗り込む「交渉人」習近平の本気度

 

ウクライナと中国が交わした8年前の“ある合意”

以下は米国ウオール・ストリート・ジャーナル2022年3月12日(約1年前)の記事です。

ウクライナが核による攻撃を受けた場合には中国が守る」

習近平国家主席が8年前に署名し、忘れ去られていたこの異例の合意が、ロシアのウクライナ侵攻で再び注目を集めている。

合意文書では「中国ウクライナが核兵器を用いた侵攻、またはそのような侵攻の脅威にさらされて苦しんでいるという条件下では、相応の安全保障を提供することを約束する」と記されている。

解説

おどろくべきことに中国は「ウクライナが核攻撃を受けた場合、またはその脅威にさらされた場合に安全保障を提供する」という合意を8年前に結んでいるのです。

そして今、プーチンは「核もオプションとしてありうる」と言っています。

ウクライナはこの合意に基づいて中国に頼りたい でしょう。

つまり、中国はロシアとウクライナ双方にとって大きな交渉力を有しているのです。

ロシア、ウクライナにとっても「一歩も引かない」と振り上げた拳を下すよいチャンスです。

今週の習近平氏のロシア訪問はウクライナ戦争終結の大きな一歩になる可能性が十分にあります。

もしその調停が成功した場合、米国の面目は丸つぶれです。

中国はどういった提案をするのか、そしてロシア、ウクライナはどう受けるのか、それに対して欧米はどう反応するのか? 

ウクライナ戦争の転換点になりうる注目すべき状況です。そして世界中が関係者です。(この記事はメルマガ『在米14年&起業家兼大学教授・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』3月19日号の一部抜粋です。この続きをお読みになりたい方はご登録ください。初月無料です)

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・株式会社ピンポイント・マーケティング・ジャパン 代表取締役社長  ・情報経営イノーベーション専門職大学 客員教授 ・法政大学大学院イノーベーションマネジメント研究科 兼任講師 慶應義塾大学を卒業後、米国バンカーストラスト銀行にて日本企業の海外進出支援業務に従事。カーネギー・メロン大学でMBAを取得後、家業の建築資材会社の販売網を構築するべくアメリカに子会社を設立。2000年、ピンポイント・マーケティング・ジャパンを設立。海外のエージェントとディストリビューターを使った販路網構築・動機づけの専門家として活動を行っている。2015年「中小企業が『海外で製品を売りたい』と思ったら最初に読む本」を、2017年「海外出張/カタログ・ウェブサイト/展示会で 売れる英語」をダイヤモンド社から上梓。

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