「メシアがサタンを圧倒」統一教会・文鮮明教祖に屈服した中曽根康弘

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強固な日米関係を作り上げた功績と、タカ派のイメージで知られる中曽根康弘元首相。そんな強面政治家が、旧統一教会の教祖に「屈服していた」というエピソードをご存知でしょうか。今回のメルマガ『詐欺・悪質商法ジャーナリスト・多田文明が見てきた、口外禁止の「騙し、騙されの世界」』では、かつて旧統一教会の信者だったジャーナリストの多田文明さんが、信者時代に聞いたというその逸話の詳細を披露。さらに故金丸信氏が脱税容疑で逮捕された際に、旧統一教会の信者たちが驚愕した理由を紹介しています。

「中曽根元首相は文鮮明教祖に屈服した」統一教会信者時代に聞いた驚きのエピソード

1992年の文鮮明教祖の入国の裏事情が韓国側の外交文書から明かされる

本来、文鮮明教祖はアメリカで実刑判決を受けてダンベリー刑務所に収監されており、日本に入国できないはずでした。しかし、1992年に日本にやってきました。

その裏事情が、韓国外務省が公開した過去の外交文書で明らかになりました。

報道では、法務省が文教祖の入国を拒否しようとしましたが、「当時の自民党の副総裁・金丸信氏が身元を保証するなどの便宜をはかり入国が許可された」ということです。

自民党の国会議員で作った「北東アジアの平和を考える国会議員の会」が招いたともいわれており、当時の自民党と旧統一教会がいかに親密であったのかを示しています。

教団が日本の政治家に対して「入国できない」ことを「入国できる」ことに捻じ曲げてしまうほどの影響力があったことがわかります。

こうした状況を鑑みるに、政治に対して昨年まで旧統一教会は相当な影響力を与えてきたであろうことは容易に推察できます。

過去の教団が及ぼしてきた影響力の実態をすべてつまびらかにすることも、旧統一教会との断絶のためには必要なことです。

信者時代、中曽根元首相は文鮮明教祖に屈服したと聞いていましたが…

金丸氏による国への強力な後押しは、当時、私は信者でしたので、このことは聞かされていましたので、よく覚えています。

前年に文教祖が共産主義国である北朝鮮を電撃的に訪問し、金日成主席と会談しました。

その後「お父さま(文鮮明教祖)が、超法規的に日本に入国できることになった」と上(アベル)から言われました。

そして、無事に日本に来られるように、地区を越えてのリレー祈祷を指示されました。

来日した文教祖は、金丸氏だけでなく中曽根元首相とも会談して、その時のエピソードも内部で聞いています。

「お父さまが一方的に話して、中曽根元首相は圧倒されてもう聞くしかなかった。まさに、メシヤがサタン側の代表を屈服させた瞬間である。金日成に続き、中曽根元首相を屈服させたのだ」

会談しただけで、このようなことを中曽根氏も言われていることは知らなかったでしょう。

同年には私も参加した韓国での合同結婚式も行われ、地上天国の実現が近いと思わされて、教団名を隠した正体隠しの伝道やお金の集めの活動を必死に行いました。

文教祖の来日は間違いなく、高額献金などの被害を広げる事態を引き起こしたと思っています。

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