ジョブ型雇用の信奉は危険。コンサルが「会社は社員を育てる場」と言うワケ

 

2.経営者の責任

これらのスキルを、従業員が独自に学ぶことは難しいのではないでしょうか。ですから、会社には人を育てる役目があるのです。その役目を放棄してはいけません。

若い社員ばかりではありません。中堅社員にも、幹部社員にも、教育の機会は必要です。

教育の方法はいろいろあります。社員を外部研修に参加させて、成長につなげるのも一つの方法です。しかし、それよりも、もっと効果的な方法があります。それは、経営者自らが教師となって、教育することです。

実際に、「経営塾」のような形で、経営者が指導をする大企業もあります。実に人材育成に熱心な会社です。そんな会社が伸びないはずがありません。

そして、あなたも経営者です。人を育てる責任があります。

最初から優秀な社員が入ることは少ないはずです。仮に、スキルを持った人が入社したとしましょう。そのスキルは、本当に会社に役に立つとばかりは言えません。結果的に、会社に必要なスキルを持っていなかったことになります。ですから、必ずしも転職がうまく行くとは限らないのです。

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