小学生がカフェをガブ飲みの異常。恐ろしい学歴社会を生きる韓国の子供たち

Seoul,,South,Korea,-,Nov,2020,:,College,Scholastic,Ability
 

韓国の学習塾密集エリアで4月3日、「記憶力向上」を謳い受験生たちに覚醒剤入り飲料を飲ませるという事件が発生し、国内外に大きな衝撃が走りました。何がこのような犯行を引き起こすきっかけとなったのでしょうか。今回のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では台湾出身の評論家・黄文雄さんが、主因として日本以上とも言われる韓国の熾烈な学歴社会を挙げ、実態を詳しく紹介。その上で、子供たちが抑圧されることのない未来の到来を強く求めています。

※ 本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2023年4月26日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

覚醒剤に手を出すまでに追い詰められる。熾烈な学歴社会の犠牲になる韓国の子供たち

高校生に覚醒剤入り“牛乳” 保護者に脅迫電話 韓国が“震撼”…薬物はピザ1枚と同価格、高校生の売人も 背景に学歴至上主義

韓国の江南3地域は、韓国ドラマ『SKYキャッスル~上流階級の妻たち』という、我が子をなんとしても名門大学に合格させたい親たちの姿を描いたドラマの舞台にもなった高級住宅街として有名であると同時に、特に教育熱が高い地域ということでも有名だそうです。

韓国の受験戦争や教育熱心な親たちの姿については、様々な韓国ドラマで登場します。私の周りにも熱心な韓国ドラマファンがいて、いろいろ紹介してくれるのですが、ネットフリックスで人気のあった『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』というドラマでは、高級住宅街で夜遅くまで塾に通う子どもたちが、塾が終わり、夜10時にコンビニで夕食を買い求める様子が描かれているそうです。

子どもたちの様子を毎日見ているコンビニの店主のセリフの数々が印象的です。

「金持ちの子どもだからいい物を食べていると思いきや、とんでもない。カップラーメンやおにぎり、ソーセージばかりです。味の濃いインスタント」

「飲み物を買う時は、カフェインが多いのを選んでる。コーヒーが濃いめのコーヒー牛乳を小学生ががぶ飲みするの。今からそれじゃ、高3の頃には何を飲むんだか」

「背が低くて疲れて見える子は、100%エリート校を目指す子たちです。栄養だけじゃなく睡眠も充分じゃないから、小さいの」

(『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』エピソード9:「笛吹き男」より)

そして、これらのセリフの信憑性を証明するかのように、江南地域では「メガADHD」という、ADHD(注意欠陥・多動性障害)の治療に使用する向精神薬が、集中力が向上する薬として受験生の子どもたちに人気があったそうです。

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