「禁句」だらけで何も言えない現代に疑問。“自由な主張”の意味を履き違えている人たち

 

LGBTの社会運動もある種「主張」である。LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)の性や性的少数者の社会的受け入れを目標として、改善を求める行動であるが、今ではこれらの運動のお陰で人権侵害を受ける人たちは減っている。

これも時代の流れであるし、社会がこれらの「性」への自由を侵害することなく、制圧することなく受け入れなければならないという風潮が社会に出来上がった。

だからと言って、「レディース アンド ジェントルマン!」という掛け声を規制したディズニーランド(東京)は、「差別的」なテーマパークなのだろうか?

「レディース アンド ジェントルマン!」と叫ばれたら、LGBTの方たちは不快な思いをするのだろうか?怒りに満ち溢れるのだろうか?

時代が移り変わるたびに、「禁句」が増える。

「あいのこ」と発言したアナウンサーは謝罪をし、「片親」はシングルマザー・シングルファーザーとなり、スチュワーデスはCA、看護婦さんは看護師…

言い方も呼び方も変化しているが、「悪意」のない言葉までもが「差別」として捉われないように、聞く人を配慮して、とっても気を使わなければならない気持ち悪さは増えているように思う。

それもこれも、「主張!」と自由に発信できる社会の背景が変化したことで、物凄いスピードで世の中が変わって来ている。

自由な主張も「歯止め」を掛けなければ、どんどん「自由」の履き違えが起こりえるのではないだろうか?

見せたい人、見られたくない人、見たい人、見たくない人、個人はさまざま。

見たくなければ見なきゃいい。だけど誰の目にもいれようとするメディアがいる。

ただ、自由=好き勝手…ではない。

そこに秩序がなければ、ただの動物ではないか?

パリス・ジャクソンがそのうち、真っ裸で街を闊歩する日が来るのだろうか?ある意味、そこまでやれば「あっぱれ!」である。

やるならとことん…布一枚まとわずに…やってみろ…素顔で加工なしで…

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フィットネス・トレーナー、ドッグビヘイバー・スペシャリスト。現在、LAを拠点に、Blink Fitnessの専属トレーナーをする傍ら、スポーツニュートリシャンとしてローカルマガジンへの執筆、「ドッグビヘイバー・スペシャリスト」としても現役で活動。ドッグ・トレーナーの養成を行う一方、ピットブル、ロットワイラー、ボクサー等、主にアグレッシブな問題行動の矯正を数多く手がける。飼い主に捨てられた犬の保護活動やリハビリ・トレーニングを行い、「セカンド・チャンス」に力を入れている。

今の時代、LAに居ながらにして日本のテレビやメディアの情報をリアルタイムで知ることができるようになりました。日本ではメディアがよく「アメリカで大流行」などの謳い文句を使っていますが、嘘が多いのも事実。LAから見た日本への個人的意見も含め、こちらのトレンド、フィットネス・美容について、など本物の情報を定期的に発信します!

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