ダメ営業からトップに。経営コンサルを変えた「自己暗示」の言葉とは?

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良くも悪くも「潜在意識」に左右されると言われる人間の行動ですが、ある種「運命的」なものですらその影響から逃れることはできないようです。今回のメルマガ『菊原智明の【稼げる人、売れる人に変わる知恵】』では経営コンサルタントで関東学園大学で教鞭を執る菊原さんが、「潜在意識は良いも悪いも判断できない」として、その裏付けとなる自身の体験を紹介。人生における「自己暗示」の重要性を説いています。

“繰り返し願ったことは現実化する”は本当だった

自己啓発系の本を読むと“繰り返し願ったことは現実化する”といった内容が書かれている。

いわゆる“潜在意識に何をインプットしたかで運命が決まる”というもの。

私がこの法則について知ったのは“マーフィーの法則”という本から。

一番印象に残っているのは“お金持ちと貧乏の人の違い”という話だった。

お金持ちは「お金は必要な時に必要なだけ流れ込んでくる」と信じ込んでいる。そして、本当にそうなっていく。

一方、貧乏な人は「オレがお金持ちになれっこない」もしくは「お金は手に入りにくいもの」と信じ込んでしまっている。そして、それが現実化する。

こうした潜在意識に刷り込まれた思考は“顕在意識(自分で意識できる)”が忘れていても大きな影響を及ぼす。

この内容を知った時「何気なく考えることに気をつけないと」と思ったものだ。

思ったことが現実化する。表現方法に差があるものの基本的には共通だ。これはポジティブにもネガティブにも作用する。

潜在意識は“良いも悪いも判断できない”といった性質がある。

いくら頭で「これは悪い事だから現実化させない方がいい」と分かっていてもそうなってしまう。融通が利ないのだ。

自分で悪い暗示をかけるのはもちろん。“人から言われたこと”に対しても十分注意しなくてはならない。

学生時代のこと。バイト先のおばちゃんから「私は占いができるからやってあげる」と言われたことがある。

興味本位でやってもらうことに。その結果は「今年は悪い年になるが、来年はいい年になる」といった内容だった。

生年月日や年回り、それに手相を組み合わせたような方法。そんな感じだったと思う。その占い自体はほとんど信じていなかった。

それを放置していればよかったのだが。その後がマズかった。

私はことあるごとに「今年は運勢が悪いみたい」などと話題に出していた。

自分で自分を暗示にかけたことになる。出所はどうでもいい。信ぴょう性が無くても繰り返すと力を持つようになる。

それからしばらくしてのこと。パイクに乗って交差点を渡った際、一時停止を無視した車にはねられた。それも相当運が悪い感じ。

またバイトでも騙され、お金が無くなる。極貧生活を強いられた。

その他に不運なことが多数起こる。“良くない年になる”というのが本当に現実化したのだ。

よくよく考えればおばちゃんに予言する力があるわけではない。なんかの雑誌で学んだお遊び程度のもの。当たるはずもない。

そうなってしまったのは、自分で自分の首を絞めたから。思い込みの力はスゴイ。これはネガティブな例だが、そのパワーを実感した。

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