市川猿之助とあの俳優の“遺書”に共通点。深まる向精神薬の謎

 

都内のホテルから飛び降りたある役者のこと

若い記者たちの喧々囂々を聞きながら、私の頭の中には1983年6月に都内のホテルから飛び降り自殺をしたある役者の事が思い浮かんできました。

事件の内情はオンタイムでは知りませんが、芸能記者として“あの事件の主演たちは今…”というような企画物に加わり、複数の関係者に接触したことが思い出されます。

関係者の証言を聞いているうち、まるで長年の友人のような感覚に、そしてまだどこかで彼が生きているかのような錯覚に囚われたことを憶えています。

彼は“おやじ 涅槃で 待つ”という遺書を残したのですが、『文春オンライン』によると猿之助も“次の世で会おうね”という遺書を最愛の人に遺していたそうです。

飛び降りた役者は、複数の関係者が“非常に刹那的だった”と言っていました。

“涅槃で待つ”と“次の世で会おう”

…現世では叶わない何かが来世への旅立ちを急がせてしまったのでしょうか。

本格的な事情聴取は始まったばかりです。

◆いのちの電話
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プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by:Chris 73 / Wikimedia CommonsCC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

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