韓国が“国家消滅”の危機。隣国で進む急激な少子化の裏にある「あの宗教」

Seoul,,South,Korea,-,30.01.2023,The,Wet,Market,In,South
 

日本を遥かに上回るスピードで進む韓国の少子化。その深刻さは両国ともに変わりはありませんが、背景に目を向けると「大きな事情の違い」が見えてきます。今回のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では台湾出身の評論家・黄文雄さんが、韓国の出生率が0.78にまで低下した理由を紹介。さらに同じく少子化に頭を痛める中国と韓国の共通点を解説しています。

※ 本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2023年5月31日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はこの機会に初月無料のお試し購読をご登録の上、5月分のバックナンバーをお求め下さい。

プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

日本を上回る異常なスピード。韓国の少子化の裏にある儒教の害悪

少子化嚴重 南韓青少年人口比例15.3%不到40年前一半(重度の少子化 韓国の青少年人口は15.3%で、40年前の半分に)

韓国青少年政策院と女性家族部が30日に発表した「青少年統計2023」によると、韓国の出生率の低下により、総人口に占める青少年(韓国の統計基準では9歳から24歳)の割合は、40年前の総人口の36.8%の半分以下の15.3%にとどまっていることがわかりました。

40年後には、人口に占める若者の割合はさらに減少し、10%程度になると推測されています。

韓国の「韓聯社」の報道によると、韓国青年政策院と女性家族省は5月30日に「青年統計2023」を発表、そのなかで、韓国の青年人口が総人口に占める割合は15.3%となり、昨年より0.5%減少、1983年の半分以下の約791.3万人であることを明らかにしました。

今から40年前の1983年当時、韓国の若者人口は総人口の36.8%を占め、約1,419万6,000人でした。

韓国では少子化が止まらず、2022年の出生率は0.78で7年連続で過去最低を更新し続けています。しかも、2015年には1.24だった出生率が、わずか7年でその6割程度まで減少してしまったことになり、少子化のスピードが半端でないことがわかります。

韓国の出生率0.78で、7年連続過去最低を更新-少子化の主な原因と今後の対策について-

日本も現在の岸田政権は「異次元の少子化対策」を打ち出していますが、それでも1.37(2021年)程度はありますから、韓国の0.78がいかに低いかがわかります。

数年前から、韓国にはフェミニズムの嵐が吹き荒れています。長年、儒教の影響下にあった韓国では、女性は子どもを生むためだけの存在で、結婚しても男性方の「家族」とは認められず、夫の姓を名乗ることは許されないという時代が続きました。そのために韓国では夫婦別姓になったとも言われています。

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